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斉藤由貴が“50歳で再ブレイク”した真相 「父の一言がきっかけでした」 [斉藤由貴が“50歳で再ブレイク”した真相]

斉藤由貴が“50歳で再ブレイク”した真相
「父の一言がきっかけでした」

斉藤由貴3.GIF
(日刊SPA!)

ここ数年、テレビドラマやCMで
再び脚光を浴びている斉藤由貴。

’80年代はアイドルとして絶大な
人気を誇っていた彼女だが、
結婚し、3児の母になり、
仕事をセーブしていた時期も。

それが、ここにきて
“女優・斉藤由貴”が
大ブレイク中なのである。

三谷幸喜や宮藤官九郎など
異才のクリエイターたちが
ラブコールを送り続ける
“女優・斉藤由貴”の魅力とは?

母であり、女優であり続ける
彼女の素顔に迫った――。

――最近、あちこちで
“50歳で再ブレイク”と
言われていますが、
ご自身に実感はありますか?

斉藤:あまり実感がなくて不思議な
感じがします。
ただここ数年、おもしろいな、
やりたいなと思えるお仕事をいただける
機会が増えたのが、再ブレイクという
評価のおかげだとしたら
本当にありがたいです。

――お仕事の質が変わったなと
思うきっかけはあったんですか?

斉藤:5年ほど前にダイエットをして、
自分の肉体的なことを見直したんです。

そこから、いただく役の幅が広がった
気がしますね。

3か月で11kg、厳密には2か月で
10kg落としたので。

――それはすごいですね。
なぜダイエットを決意されたんですか?

斉藤:直接のきっかけは、
ふだん寡黙で女優業に対して何も
言わない父が、テレビに出ている
私を見て「由貴は背中が丸いな」と
言ったらしくて。
「父に言われるって相当だな」と
危機感を覚えたんです(笑)。
それまではどこか理屈に逃げていて、
演技が肉体表現だという基本を
おろそかにしていたんですが、
肉体的な鍛錬や努力の積み重ねって、
観念的な演技論なんかよりずっと
大事だなというのをあらためて
実感しました。

――現在放送中のドラマ
『警視庁・捜査一課長』では、
足掛け5年にわたって同じ役を
演じていますが、現場の雰囲気は
いかがですか?

斉藤:共演するみなさんを全面的に
信頼して心が開ける貴重な現場ですね。

特に金田明夫さんが裏でずっと
しゃべっているのがおもしろくて。

すごく繊細で気を使う方なので、
その裏返しだと思うんですけど。

――斉藤さんは、台本を事前に
覚えるのではなく、現場でやりとり
しながら頭に入れていくそうですが。

斉藤:自分で覚えてきた台詞をただ
しゃべることに意義を感じないというか。

その場で共演者の方と小さな
化学変化のようなものが
起きていくのが好きなんです。

――最近では、宮藤官九郎さん脚本の
ドラマ『ごめんね青春!』や、
三谷幸喜さん脚本の大河ドラマ『真田丸』
での演技が印象的でした。
コメディの天才から、ともに
コメディエンヌとして
評価されていますよね。

斉藤:それはすごく嬉しいです。
自分の中に、
“おもしろいことは上質である”と
いう強い信念があるので。

美しいとか、かっこいいということに
ももちろん存在意義はあるけど、
私は自分をよく見せることよりも、
見ている人を楽しくさせることが
一番大事だと考えています。

※このインタビューは4/25発売の
週刊SPA!のインタビュー連載
『エッジな人々』から一部抜粋した
ものです

【斉藤由貴】

女優、歌手、エッセイスト。
’84年に芸能界デビュー後、
ドラマ『スケバン刑事』(CX)、
『はね駒』(NHK)、
『吾輩は主婦である』(TBS)など
多数のヒット作に出演、
最近では、
『お母さん、娘をやめていいですか?』
(NHK)の名演技も注目を浴びた

撮影/齋藤清貴 
取材・文/福田フクスケ 
ヘアメイク/村上智子 
スタイリスト/石田純子
(オフィス・ドゥーエ)
 衣装協力/コレットマルーフ
(ヘアアクセサリー)、
ケイズ・インターワークス
(ブラウス、スカート)

日刊SPA!

週刊SPA! 4/26(水) 9:00配信

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170426-01322820-sspa-soci



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