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<2016年本屋大賞>宮下奈都さん「羊と鋼の森」が大賞受賞。  [2016年本屋大賞「羊と鋼の森」]

<2016年本屋大賞>宮下奈都さん「羊と鋼の森」が大賞 

全国の書店員が「一番売りたい本」を選ぶ2016年の
「本屋大賞」が12日発表され、宮下奈都さんの
「羊と鋼の森」(文藝春秋)が大賞に輝いた。


宮下さんは1967年、福井県生まれ。

上智大文学部哲学科卒業。

2004年に「静かな雨」が文學界新人賞佳作に入選。

10年に「よろこびの歌」が第26回坪田譲治文学賞の
候補となり、12年には「誰かが足りない」が
第9回本屋大賞で7位となった。

「羊と鋼の森」は、ピアノの調律に魅せられた青年が、
調律師、人として成長する姿を描いた小説で、
第154回直木賞候補にもなった。

本屋大賞は「売り場からベストセラーを作る」を
コンセプトに創設され、今回が13回目。

これまでに「ゴールデンスランバー」
(伊坂幸太郎さん、08年)や
「告白」(湊かなえさん、09年)、
「天地明察」(冲方丁さん、10年)、
「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉さん、11年)、
「舟を編む」(三浦しをんさん、12年)などが受賞し、
多くのベストセラーを生み出した。

今回は14年12月1日~15年11月30日に刊行された
日本の小説が対象で、ノミネート作は新刊書の
書店で働く店員の1次投票で決定。

全国435書店552人が投票した。

又吉直樹さんの「火花」(文藝春秋)、
辻村深月さんの「朝が来る」(文藝春秋)や
米澤穂信さんの「王とサーカス」(東京創元社)など
上位10作品がノミネート作品となった。

◇「本屋大賞2016」の最終結果(敬称略、順位順)

「羊と鋼の森」宮下奈都

▽「君の膵臓をたべたい」住野よる
▽「世界の果てのこどもたち」中脇初枝
▽「永い言い訳」西川美和
▽「朝が来る」辻村深月
▽「王とサーカス」米澤穂信
▽「戦場のコックたち」深緑野分
▽「流」東山彰良▽「教団X」中村文則
▽「火花」又吉直樹

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160412-00000014-mantan-ent

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