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深田恭子「誠実に生きたい」 変わらない美しさと強さの理由 [深田恭子 変わらない美しさと強さの理由]

深田恭子「誠実に生きたい」
変わらない美しさと強さの理由

深田恭子「誠実に生きたい」.GIF
深田恭子『空飛ぶタイヤ』インタビュー  
クランクイン!

『半沢直樹』
『花咲舞が黙ってない』
『陸王』などの映像化作品の
原作者としても知られる
作家の池井戸潤が、
「僕はこの作品から
“人を描く”という根幹を学んだ」
という『空飛ぶタイヤ』が、
長瀬智也主演で映画になった。

トレーラーの脱輪事故を
きっかけに、巨大企業の闇に
立ち向かっていく主人公・赤松と、
それぞれの立場にある人々の
生きざまを映し出す本作で、
赤松を支える妻・史絵を
演じた深田恭子が、
「自分のことより、
人のことを思って生きられる
人に憧れます」と
自らの思いを口にした。

史絵が登場するのは、
赤松を迎える自宅場面のみ。

深田は、わずかな出演シーンで、
赤松家の揺ぎなさに、
柔らかな笑顔で説得力を
与えている。

これまで幾度も共演してきた
長瀬とは、久しぶりの再会と
なった。

「うれしくてたくさん
しゃべってしまいました。

『懐かしいね』って。
とても朗らかな空気の中での
撮影でした」と語る。

その朗らかな空気こそ、
赤松にとっての史絵、
家族の存在そのものだったと
思える出来上がりになった。

その実、深田も、
「旦那さんの抱えているものが
とても大きかったので、
家では何気なくふるまい、
明るく励ますことが
何よりも大事だと感じました。

重くなりすぎないように」と
史絵としての思いを振り返り、
赤松の“抱えているもの”として、
「長瀬さんが家に帰ってきて、
ジャケットを脱ぐシーンが
あったのですが、
その背中にすごく重いものを
感じました。

立ち向かっている背中でした」
と感じるものがあったという。

「本当にいろいろな人生、
生き方があるなと感じます。

どの人の人生にも共感する
部分はありますし、
役を演じることによって、
いろいろな人生を味わわせて
いただいています。

役によって自分の生き方に
迷ったりするときもありますし、
影響も受けます」
と漏らす。

続けて、史絵は
「とても器の大きな女性。

自分はこんなに強くは
いられないと思う」と語るが、
35歳になった深田自身からも、
変わらぬ愛らしさに加えて、
内面から美しさのみならず、
たおやかな強さが溢れている
のが伝わってくる。


「誠実に生きたいなと
思っています」と
明かす深田は、
「自分に甘えたり、
不正なことをすると、
やっぱり神様は見ているなと
思うんです。

甘い考え方をして、
振り返って良かったと
感じたことはほとんど
ありません」と静かに語り、

さらに「何かに迷ったときには、
諸先輩方をはじめとした
周りの方の意見、話を聞きます。

自分だけの意見に固まるのは
怖いです。

いつも自分は、
周りの方々に助けられている
という思いが強いですね」
と続ける。

そんな深田のまっすぐさに、
美しさと強さの理由があるのだろう。


「自分のことより、
人のことを思って生きられる人に
憧れます。

ちゃんと周りのことを考えて、
いつも強くいられる人。

そういう人に憧れますし、
史絵はまさにそうだと思います。

それに、今回の物語でも、
誰か一人が何とかしようと
いうことではなく、
一人一人の協力や、

誰かの言葉があったりして
解決につながっていくと
感じました。


どの役に思いを重ねても、
自分ならここでどうするのかと
考えさせられました。

いろんな思いでご覧になって
いただける作品だと思います」。
(取材・文・写真:望月ふみ)


深田恭子「誠実に生きたい」-2.GIF
深田恭子『空飛ぶタイヤ』インタビュー  
クランクイン!

クランクイン!更新日:2018/06/167



映画『空飛ぶタイヤ』は全国公開中。


https://gunosy.com/articles/RmucR


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映画『空飛ぶタイヤ』予告編




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