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映画「伊藤くん A to E」木村文乃「女であることを痛く感じさせる」 [木村文乃「女であることを痛く感じさせる」]

映画「伊藤くん A to E」木村文乃
「女であることを痛く感じさせる」

木村文乃5.GIF
ドラマ「伊藤くん A to E」で主演を務める木村文乃

岡田将生と木村文乃がダブル主演を
務める映画「伊藤くん A to E」
(2018年初春公開)に先駆け
ドラマ版がTBSで8月16日(水)から
MBSでは8月20日(日)からスタートする。

原作は、数々のヒット作を
生み出してきた人気作家・柚木麻子が
2013年に発表し、自身初の
直木三十五賞候補作となった同名小説

容姿端麗だが、自意識過剰で
無神経過ぎる“痛男”
伊藤誠二郎(岡田)と、
彼に人生を振り回される
4人の女たちが「恋愛相談」で
矢崎莉桜(木村)の
元に駆け込むさまが描かれる。

ドラマでは木村が単独主役を担い、
4人の恋愛相談に腹の奥で毒を吐き、
自身の再起をかけた新作ドラマの
ネタに利用しようとする落ち目の
脚本家という「毒女」を演じる。

「これまでのイメージとギャップのある、
腹黒くしたたかな木村文乃が見たい」
と廣木隆一監督から指名を受け、
新境地に挑む木村にインタビュー。

演じるキャラクターや
“痛男”についてなど話を聞いた。

■ 脚本家は大変なお仕事

──原作を読んだ時の感想から
聞かせてください。

こんなに女であることを痛く感じさせる
作品は見たことはありませんでした。

──映画化決定の時のコメントでも
「リアルで、痛くて、知りたく
なかった“女であること”を
思い知らされる作品」と
仰っていましたね。

男の人が知らない女の部分が
まざまざと描かれていて、
女の知らなかった女って
こうだよねという、
すごくディープでリアルだと
感じました。

──“痛男”だという伊藤という
男性はいかがですか?

関わりたくはないですね(笑)。

でも、莉桜の立場から見ていると、
伊藤くんというのはすごく面白い
ネタですよね。

みんなさんざん振り回されているけど、
でも伊藤くんと出会ったから
自分の傷と向き合うきっかけになって、
巣立っていくという見方もできる。

そうすると、嫌いだからって
必要ないということでは
ないなって思います。

そういう立ち位置の人だなって。

非常にダメな人だと思いますが、
周りが勝手に言っている評価であって、
伊藤くんはどこにも属さず、自分として
生きているだけなんです。

それがちょっと人の迷惑に
なっているだけのことだなって思います。

──今回は脚本家という役でした。

本当につらい仕事ですよね。

ちょうど先日撮り終わったドラマが
オリジナル(ストーリー)だったので、
プロデューサーさんや脚本家の方が
すごく苦しんでいるのを間近で
見ていたんです。

なので、莉桜が脚本家として
パソコンに向かう時も、
調子のいいときと悪いとき
というのがはっきりあるし、
良いときも悪いときも
孤独な作業なんだなって思いました。

──演じる中でも意識されていますか?

そうですね。特に感じるのは、
書けなくなったときの孤独感って
なかなか大変な重さだなって思います。

決して簡単に乗り越えられるもの
じゃないなって。

──演じたことで脚本家への印象は
変わりましたか?

でも、私は用意された台本に
書かれたことをやっている
お芝居でしかないので。

もちろん、それ以上に膨らませて
やるようにとは思っていますけど、
その本業の方たちの気持ちが
わかるなんておこがましいと
思うくらい(脚本家は)大変な
お仕事だと思います。

■ 人を好き嫌いでは決めない

──では、莉桜に共感できる部分は
ありますか?

共感というよりも、
莉桜は圧倒的に受けの存在です。

それぞれの女たちがどういうふうに
来るかによって、受け方や応え方は
変わっていくので、逆にフラットで
いるようにとは心掛けました。

──莉桜は見えを張る女性です。
木村さんは見えを張ることは
ありますか?

きっとあるんだろうと思います。

でも、どちらかというと
ネガティブ自慢の方が多いかも
知れないです(笑)。

──では、木村さんの考える
“痛男”はどんな男性でしょう?

人を好き嫌いでは決めないように
しています。

好きと好きではないはあるけど、
嫌いだからって排除しちゃったら、
もし嫌いなタイプの役でお話が来たら、
その役ができなくなってしまう。

どうしてこういうタイプが
嫌いなんだろう?とか、
理由を探す時間に充てたりしますね。

──映画では、岡田さんが
“痛男”伊藤として登場します。

初めて共演させていただきましたが、
岡田さんのお名前を聞いた時に
「なんてぴったりな人選なんだろう」と
思いました。

完全無欠というか、
あんなに透き通ったガラスの
ような方が、“痛男”を演じる。

作品としてなかなか見応えが
あるものになるのではと思っています。

■ 女という生き物を知る教本にもなる

──田村伸也役の田中圭さんとの
共演はいかがでしたか?

(同じ事務所で)もう見知った
仲ですので(笑)。

こういう役を演じたら右に出る者は
いないよねという感じでしたし、
とても信頼していますから。

特に莉桜と田村の関係は、主従関係が
他の人たちとはちょっと違うので、
それを表現するのに(田村役が)
田中さんで良かったなと思います。


──演じる中で、監督に言われたこと
などはありますか?

監督とは常にワンシーンワンシーン、
一挙一動をちゃんと見てくれていると
いう信頼があります。

自由に演じてみて、その中でいらない
ものをいらないって、傷つくくらい
バッサリ捨ててもらって(笑)、
面白いものはニヤニヤしながら
「それ、やればいいじゃん」って
言ってくださるので、
その懐に飛び込んで
やっている感じですね。


──最後に読者へメッセージを
お願いします。

ちょっと重いかな、
ドロドロしているかなと、
特に男性の方は思われるかも
しれないですけど、
本当に悪い代表が大集結した
お話なので、逆に女という
生き物を知る教本にもなります。

女性には
「うわっ、それ言いたかった!」と
思っている皆さんの心の声を
代弁する役どころでもあるので、
気持ち良く見ていただけるん
じゃないかなって思っています。

シュールで笑える、
クスクスできる所があったりして、
終わり方も寂しい終わりではなくて、
みんなちゃんと自分で解決して
巣立っていくというお話なので、
楽しんで見てもらえるんじゃないかなと
思います。

ぜひ、よろしくお願いします。

ザテレビジョン8/15(火) 12:00配信

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170815-00118189-the_tv-ent


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