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初戦リタイア続出にフェデラーもジョコも困り顔 必要なのは新たな賞金ルール?<ウィンブルドン選手権> [初戦リタイア続出にフェデラーもジョコも困り顔]

初戦リタイア続出に
フェデラーもジョコも困り顔 
必要なのは新たな賞金ルール?
<ウィンブルドン選手権>

初戦リタイア続出にフェデラーもジョコも困り顔.GIF
<ウィンブルドン選手権>男子シングルス1回戦、
ジョコビッチ(左)と棄権したクリザン(AP)

ウィンブルドンの男子シングルス1回戦で、
4日までに7人が途中棄権で姿を消した。

その理由はスリッピーで不慣れな
選手が多い芝コートにあるのだろうか。

64試合中7試合が多いか少ないかは
別にして、4日のセンターコートの
チケットを持っていた観客は
さぞやがっかりしたに違いない。

まず第2試合でジョコビッチ(セルビア)が
登場したものの、6―3、2―0と
なったところで相手のクリザン
(スロバキア)が棄権。

気を取り直して次に
フェデラー(スイス)が出てきたと
思ったら、前の試合をなぞるように
今度はドルゴポロフ(ウクライナ)が
6―3、3―0となった時点で
試合をあきらめた。

「ロジャーの結果と自分の結果が
ほとんど同じなんて妙な話だ」と
言うジョコビッチは、
ロッカールームでフェデラーと
顔を合わせて
「観客を入れたままセンターコートで
練習試合でもした方が
いいんじゃないかな」と
冗談を飛ばしたという。

残念ながらセンターコートは
その後も試合の予定が入っていたため、
その“企画”は幻に終わったのだが。

初戦リタイアが計画的なものとは
思いたくないが、はなから
5セットマッチは無理そうな
コンディションの選手もいる。

では、なぜそんな選手が強行出場するのか。

それは1回戦に出ただけで
ウィンブルドンなら
3万5000ポンド(約510万円)と
いう高額な賞金が得られるからだ。

これは途中棄権しても関係なく
支給される。

だからこそ故障を抱えた上に、
ジョコビッチやフェデラーの
ような強豪相手に劣勢に陥った選手は、
さっさと見切りをつけてしまう
のかもしれない。

だがこれは魅力ある試合を
提供したい大会、
そして熱戦を期待するファンを
裏切る行為であり、テニス界に
とってマイナスにしかならない。

この事態を回避するため、
男子ツアーでは今年から
新たなルールを試験的に採用した。

会場で大会ドクターの診断を受けて
所定の期日までに申請すれば、
年間2回までは試合前に棄権しても
初戦に出場したのと同額の賞金が
得られるのだ。

空いた出場枠にはラッキールーザーが入り、
その選手は出場機会とともに、
2回戦以上に進めば賞金だって獲得できる。

できるだけ多くの人が利益を
享受できるようにと考案された
ルールなのだ。

ジョコビッチは
「対処すべき問題。
自分としてはATPの新しいルールを
支持したい」と語り、
フェデラーも
「ツアーでは解決策を考えている。
4大大会も対応していくべきだと思う」
と同調した。

確かに1つの対応策ではあるだろう。

年々賞金額が上がり続ける4大大会
だからこそ、このような問題も出てくる。

華やかな話題の一方で
“抜け道”をふさぐ細やかな
ルール整備も求められている。

(テニス担当・雨宮 圭吾)

スポニチアネックス 7/5(水) 10:30配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170705-00000081-spnannex-spo




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