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天性の“人たらし” ムロツヨシの自己売り込み力 [ムロツヨシの自己売り込み力]

天性の“人たらし”
ムロツヨシの自己売り込み力

ムロツヨシ2.GIF
インスタグラムが大人気のムロツヨシ
(C)ORICON NewS inc.

4月25日にインスタグラムを
開設して以来、怒涛のスピードで
フォロワーを増やし
(6月13日時点で75万2000人)、
話題となっているのが俳優の
ムロツヨシだ。

実力派のバイプレイヤーなのか、
バラエティ番組で笑いを取る
芸人なのか、変人なのか…
つかみどころのないのが
ムロツヨシの魅力だが、
小栗旬、山田孝之などの
人気俳優から、タモリ、
小泉純一郎元首相といった
大物との交友関係でも
注目されている。

自身の幅広い人脈を
うまくネタとして昇華し、
仕事にも結びつける
ムロツヨシの
“自己売り込み力”とは?

◆名バイプレイヤーなのに
芸人顔負けのトーク力&
広い交友関係で芸能界の
“潤滑油”に

ムロツヨシは現在41歳。

舞台出身の個性派バイプレイヤーだ。

数々の映画やドラマに出演して
きているが、下積みの活動も長く、
その存在を印象づけたのは
やはり『踊る大捜査線』シリーズの
スピンオフ映画
『交渉人 真下正義』
(2005年)の真下
(ユースケ・サンタマリア)の
部下・倉橋大助役からだろう。

基本的にはバイプレイヤーとして
出演し、『勇者ヨシヒコ』シリーズ
(2011年~ テレビ東京系)の
金髪マッシュルームカットの
魔法使い役や、
NHKプレミアムドラマ
『真夜中のパン屋さん』
(2014年)の意外と美人の
ニューハーフ役など、
どこかクセのある役が多い。

一方、役者以外のムロツヨシの
真骨頂と言えば、
やはりバラエティ番組における
芸人顔負けのトーク力だろう。

『嵐にしやがれ』
(日本テレビ系)の
松本潤(MJ)との対決シリーズ
では、自分のヘタレっぷりで
笑いを取りながらも、
しっかりと松本のお茶目な部分を
引き出すし、ゲストで登場すれば、
“何でこんな俳優たちと
仲がいいんだ?”と
視聴者を驚かせる豪華なメンツとの
交友録(小栗旬、山田孝之、綾野剛、
瑛太など)をサラっと披露したりする。

先の『交渉人』で共演した
小泉孝太郎とも親友のような間柄で、
小泉の実家に一緒に帰った時には、
総理を辞めた翌日の
小泉純一郎元首相と遭遇。

以来、お正月になると小泉家を
訪問するのが恒例行事になったのだとか。

持ち前のネタとレベルの高い
トーク力で視聴者の笑いを取りつつ、
ムロツヨシは若手俳優やアイドルたちと
バラエティ番組をつなぎ合わせる
仲介役、潤滑油的な役割も
果たしているのかもしれない。

◆自らの切り札“ムロ鍋”で
売り込み 仕事も自分
でもぎ取るアピール力

そんなムロツヨシの“切り札”とも
言えるのが、先述の人気俳優や
大物芸能人たちが囲んだという
“ムロ鍋”だ。

その味はプロ顔負けと言うが、
2014年に出演した
『ブラマヨとゆかいな
仲間たち アツアツ!』
(テレビ朝日系)では、
「僕、ムロ鍋っていう得意料理が
あるんですよ。
それを誰かに持っていって、
食べてもらうことで話題の中心に
してもらったりするんです。

映画の仕事も2本くらい鍋で
取ってます。

ムロ鍋を食べさせるために
キャスティングしたと
言ってくれる監督さんもいます」
とムロ自身が語っている。

また同番組では、
「とにかく近くに行って
ムロツヨシですと連呼します。

会話の途中にもムロツヨシと
してはこう考えますと言います。

店員さんがウーロンハイですと
言ったら、ありがとうございます。

ムロツヨシですと。

ハテナマークをいっぱい植えつける」
と語り、この手法で
『踊る大捜査線』シリーズの
監督の本広克行監督や、
『勇者ヨシヒコ』シリーズの
福田雄一監督と絆を深め、
特に福田監督作品には多数出演し、
最近では
『スーパーサラリーマン佐江内氏』
(日本テレビ系)で重要な
ポジションを務めているのだ。

◆普段は見せない壮絶過去に
“芸人殺し”の徹子も涙

天真爛漫で多くの人に愛される
ムロツヨシだが、昨年、
『徹子の部屋』
(テレビ朝日系)に出演した際には、
両親が4歳で離婚し、
それ以来会っていない
母の記憶は「真っ赤な口紅」のみ。
父親とも20年間会ってないと告白し、
ムロツヨシという芸名も、
今はどこにいるかもわからない
母親に迷惑がかからないように
つけた(本名は非公開)ことを
明かし、“芸人殺し”との
異名を持つ黒柳徹子に
まさかの涙を流させたのである。

壮絶な過去ではあるが、
務めて明るく語ったムロは
「嘘偽り無く1ミリもオヤジを
恨んでいません。

この家庭環境があるから
喜劇役者になりたいと思えたし、
他のことも考えず20年やれていると
思います。
感謝しています」と語っている。

そんなムロの様子に黒柳は
「人のお家に行ってごはん食べるのが
平気になったのもそのおかげ」と分析。

普段は感じさせないムロの
壮絶過去は、ムロの武器
“人たらし力”となり彼を
支えているのかもしれない。

今では映画にドラマ、
バラエティと大活躍を続ける
ムロツヨシ。

自らが演出・脚本・出演をこなす
舞台『muro式』のチケットも
完売続出という。

ここまでの道のりには、
“不快感のないずうずうしさ”で
相手の懐に飛び込み、
若手俳優とバラエティ番組、
そしてベテラン俳優との
“架け橋”となっていく
“自己売り込み力”が効果を
発揮したことは間違いないだろう。

ムロツヨシはこれからも
多方面で愛されていくことだろう。

オリコン6/15(木) 8:40配信

最終更新:6/15(木) 10:55

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170614-00000354-oric-ent


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