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名物テレビマン(吉川圭三)が語る 明石家さんまの口の堅さは芸能界一 [明石家さんまの口の堅さは芸能界一]

名物テレビマン(吉川圭三)が語る
明石家さんまの口の堅さは芸能界一

明石家さんまの口の堅さは芸能界一.GIF

日本テレビ入局以来30年にわたり
ビートたけし、明石家さんま、
所ジョージと仕事を共にした
名物プロデューサーの吉川圭三氏。

ビッグ3と間近で接してきた
テレビマンが“凄さ”の理由を
解き明かす。

◇  ◇  ◇

さんまさん恒例の
正月オーストラリア旅行は
今年で25年目。

僕は初期メンバーで毎年参加させて
いただいています。

初期はラサール石井さん、
村上ショージさんなどのほかは
少数でしたが、今では
大物タレントさんも加わり
15人以上になることも。

おのおの家族連れだから
大所帯なのですが、

僕は一番最初から参加していると
いうだけで、オーストラリアの
さんま邸で一番奥のゲストルームに
泊まらせてもらっています。

さんまさんはとにかく何でも
「おもろいかどうか」で
ジャッジしている。

その昔、暴対法なんてなかった頃、
さんまさんは暴力団の余興に
呼ばれたこともあったそうです。

「姉さん! キレイな“うなじ”して
まんなぁ~」なんて極道の妻たちを
いじって笑いをとる。

実はそんなことも経験している
たたき上げの芸人の一面も
持ち合わせています。

しかし、後輩に苦労話を聞かせるとか、
クダをまくことは一切せず、
「だって、そんな苦労話おもろないやん」
という。

面白くないものを語っても意味がない、
というのがさんま的価値観なのです。

そんな調子で1989年、
さんまさんの「おもろない」と
いう鶴の一声で800万円かけて
作った番組セットがお蔵入りしたのです。

フジテレビは「ひょうきん族」など
バラエティー番組で独走し、
潤沢な予算もあり、
それが普通でしたが、
日本テレビでは大事件でした。

担当者だった僕は大道具さんに
平謝り、社内では始末書もの。

肩身の狭い思いをしました。

でもそれが僕に対するさんまさんの
信頼につながり、次第に認められる
ようになっていったのです。

さんまさんは芸人・役者以外の
ことはやらないことも徹底していて、
政治は話題にしない。

バスケや海外ゴルフや
ヨーロッパサッカーに詳しく、
ボクシングのモハメド・アリの
生きざまなどから実はスポーツを
通して世界を見ています。

でも
「事情を知らん(知らない)俺が
話しても中途半端になるで」と
いって専門外の話は一切しない。

それが「さんま美学」なのです。

人間関係も同じで、
大物タレントだろうが一兵卒だろうが、
恋愛話も人生相談も何でも聞いてくれて、
小さな不幸にはケタケタ笑う。

オモロイ部分だけをエッセンスと
してネタにすることはあるが、
それでいて核心に触れることは
絶対語らない。

悩みも
「ウン、ウン、ウン……しゃーないなぁ!」
と流してくれる。

だから他で話せないことも
さんまさんの前なら話せるし、
スッキリする。

SMAPの木村くんも中居くんも
騒動の最中に誰にも言えない
心の内を語っていたんじゃないかと
思います。

おしゃべりそうに見せて
一番口が堅い、もしも
さんまさんが真相を語ったら
芸能界がひっくり返ることが
いくつもあると思います。

さんまさんの楽屋はいつも人が集まり、
僕たちスタッフも何かさんまさんに
楽しんでもらえるオモロイ話を
手土産にもっていきたい気分になる。

まるで“アリ地獄”のような(笑い)
吸引力が明石家さんの魅力なのです。

(おわり)

▽1957年、東京都生まれ。
82年、日本テレビに入局し、
「世界まる見え!テレビ特捜部」
「恋のから騒ぎ」
「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」
などを手掛ける。

13年、日本テレビからドワンゴへ出向、
現在、ドワンゴ会長室付
エグゼクティブプロデューサーを務める。
近著に「たけし、さんま、所の
『すごい』仕事現場」(小学館)がある。

日刊ゲンダイDIGITAL 5/19(金) 9:26配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170519-00000007-nkgendai-ent



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