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長谷川博己、『半沢直樹』の激昂演技にチャレンジも不発! ドラマ『小さな巨人』第3話レビュー [長谷川博己 激昂演技にチャレンジも不発]

長谷川博己、『半沢直樹』の
激昂演技にチャレンジも不発!
ドラマ『小さな巨人』第3話レビュー

『小さな巨人』(TBS系)。.GIF
TBS系『小さな巨人』番組サイトより

長谷川博己主演の連続ドラマ
『小さな巨人』(TBS系)。

その第3話が先月30日に
放送されたのですが、
平均視聴率は11.7%
(ビデオリサーチ調べ/
関東地区、以下同)で、
第1話13.7%、
第2話13.0%と着実に右肩下がりと
なってしまっています。

まずは前回までのおさらい。

警視庁捜査一課で出世街道を
ひた走っていた香坂真一郎
(長谷川博己)は、
電子部品会社
ナカタエレクトロニクスの
社長・中田隆一(加藤晴彦)を
飲酒運転の疑いで取り調べした際、
隆一の車を傷つけてしまったことが
問題となり、芝警察署に
左遷させられることに。

その所轄内では数日前、隆一の

恋人・風見京子(富永沙織)が
自殺する事件が発生。

しかしその裏で、京子が開発した
監視カメラの画像システムの
新規開発データを
ナカタエレクトロニクス社が奪い、
殺害したのではないかという
疑惑が浮上します。

捜査一課長・小野田義信(香川照之)が
率いる捜査一課とは別行動で捜査を
進める香坂。

ナカタエレクトロニクス社の
防犯管理担当の池沢菜穂(吉田羊)が
隆一から京子の開発データを盗むように
依頼されていたこと、京子が自殺した
日に一緒に社内にいたことを
突き止めます。

池沢は京子の殺害は否定したものの、
もう1人、別の人物がいたことを
示唆します。

真相解明まであと一歩と思いきや、
ナカタエレクトロニクス社の
顧問弁護士から、心臓移植が必要な
息子のために資金を提供する、
という提案を受けた池沢がその
見返りとして罪をかぶり
自供してしまったため、真相は藪の中へ。

勝手に捜査していたことで、
所轄と捜査一課の溝が深まって
しまったところで第2話は終了
となりました。

ここから第3話の始まり。

小野田は捜査一課のメンツを
取り戻すべく、
芝署に特別捜査本部を
設置して、自ら陣頭指揮を
執ることになります。

京子殺しの疑惑の目は隆一に
向けられるのですが、
京子が死亡した時刻、
隆一には会員制のバーラウンジに
いたというアリバイ証言があります。

証言者はバーのオーナーの
山本アリサと男性店員の2人。

香坂はアリサが、隆一の
飲酒運転の取り調べをした際に
隆一と一緒にいた女性だと
いうことに気づきます。

香坂は前回同様、捜査一課とは
別に独自の捜査を開始。

捜査一課長付運転担当の
山田春彦(岡田将生)から、
隆一のインサイダー取引き疑惑に
アリサも関与している疑いが
あるということを聞きつけます。

その線でアリサを突っつき、
アリバイ偽装を白状させようと
するのですが、先回りしていた
捜査一課にアリサを連れて
行かれてしまいます。

ふりだしに戻ってしまった所轄ですが、
男性店員に聞き込みをした際に、
彼が人気ゲームソフトを
所持していたことを香坂は
思い出します。

そのソフトが売り出されたのは
ちょうど、京子が死んだ日時と
重なり、防犯カメラの映像には
ゲーム屋の前に並ぶ男性店員の
姿がバッチリと映っていました。

香坂は小野田に直訴して、
アリサの訊問の許可を取りつけます。

そしてバーに駆けつけたのですが、
そこはすでにもぬけの殻。

香坂が来るという情報が筒抜けに
なっていたのです。

その情報を漏らしたのは、小野田。

さらに、アリサと小野田の妻が
金銭の受け渡しをしていることが
発覚します。

つまり、小野田はアリサと、
そして隆一と裏で繋がりが
あったというわけです。

そして、香坂は気づいてしまいます。

香坂が隆一への飲酒運転の取り調べを
した際、自分との繋がりをいずれ
嗅ぎつけられてしまうのではないかと
恐れた小野田が、香坂の左遷に
一役買ったことを。

香坂の小野田に対する怒りが沸々と
燃え上がったところで、
第3話は終了となりました。

さて、今回の感想ですが、
男性店員のアリバイ崩しが
どうしても陳腐に思えてしまいました。

そもそも、店にいなかった彼を
アリバイ証言者に仕立てた意味が
わかりません。

また、前回のレビューでも
指摘しましたが、山田の立ち位置が
わけわからない状態に。

後半部分では完全に所轄刑事の
一員と化してしまっていました。

いっそのこと異動させてしまった方が
しっくりきます。

それと今回、主演の長谷川博己の
演技に少し変化がありました。

芝警察署副署長の杉本学(池田鉄洋)が、
所轄の得た情報を捜査一課に
流していることが発覚した際、
「このドロボーが!」と
怒鳴りつけるシーンがあったのですが、
これは『半沢直樹』(TBS系)で
好評だった堺雅人の激昂演技を
模したものだったのでしょう。

しかし、堺と比べて迫力に乏しく、
スカッと感はまったくありませんでした。

もういい加減、
半沢路線は捨てなければ、
安っぽいパロディードラマで
終わってしまうような
気がしてなりません。

次回の予告では、香坂が小野田の
不正に立ち向かい、
「懲戒免職の危機 自らのクビを
かけた捨て身の作戦」という
テロップが出ていたのですが、
果たして緊迫感のあるストーリー展開と
なるか見ものです。

(文=大羽鴨乃)

日刊サイゾー更新日:2017/05/07

https://gunosy.com/articles/aWxID



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