SSブログ

フジテレビ『人は見た目が100パーセント』、民放ドラマ史上最低視聴率の予感...何をやっているのか不明現象 [フジ 民放ドラマ史上最低視聴率の予感]

フジテレビ『人は見た目が100パーセント』、
民放ドラマ史上最低視聴率の予感...
何をやっているのか不明現象

フジ『人は見た目が~』.GIF

桐谷美玲が主演を務める今クールの
連続テレビドラマ
『人は見た目が100パーセント』
(フジテレビ系)の第1話が
13日に放送された。

同ドラマは漫画家・大久保ヒロミ氏による
同題作品を実写化したもので、
製紙会社に勤務する主人公の
女性研究員・城之内純(桐谷)と、
その同僚・前田満子(水川あさみ)、
佐藤聖良(ブルゾンちえみ)が、
“女子力ゼロのさえない自分”を
脱出するために流行のメイクや
ファッションなど「美の特別研究」に
取り組んでいくというストーリーだ。

第1話では、城之内ら3人が勤務する
八王子製紙の研究所が大手化粧品会社
クレエラジャパンに買収されることが決まり、
3人は顔見せのためにクレエラの
パーティーに出席するが、
おしゃれがまったくわからない3人は、
ダサい服装だったため恥をかくことに。

その場でクレエラ研究センター長の
國木田修(鈴木浩介)から、
化粧品会社の社員になるからには、
まず見た目をなんとかするように
注意を受ける。

そこで一念発起し、4月からの丸の内に
ある同センターでの勤務に向けて、
女性ファッション誌やインターネットで
情報を収集しながら、
「メイク」
「ストール」
「帽子」というジャンル毎に
“どうすればオシャレになるのか”と
いう難題に悪戦苦闘する。

そして國木田からのアドバイスで
少しはマシになった身なりで、
ついにクレエラ出勤初日を迎える
ところまでが放送された。

と、ここまで読んでいただいて、
おわかりかと思うが、同ドラマの特徴を
一言でいえば、
「まったく内容がない」という
言葉に尽きるのだ。

とにかく視ている約1時間、
目の前で何が繰り広げられていて、
画面のなかに登場するキャストたちが
いったい何をやっていて、
何を話していて、そしてなぜこのドラマが
放送されているのか、
なぜ自分はこのドラマを視ているのか、
意味がわからなくなってくるのだ。

たとえば前クールで“フジ月9”としては
史上最低視聴率をマークし話題を呼んだ
『突然ですが、明日結婚します』ですら、
私はおもしろいとは思わなかったが、
なんとなくストーリーみたいなものはあったし、
「10代女子には、結構視ている人が
いるのかもしれないのかな」などと、
ぼんやりとではあるが視聴者層を
想定することはできたし、
おもしろいと感じる視聴者はいるだろうな、
くらいには考えることができた。

しかし、この『人は見た目が~』は、
そんな想像もまったくできない。

そう、いったい誰に向かって
このドラマをつくったのか、
なぜフジはお金と労力をかけて
このドラマをつくったのか、
なぜ桐谷や水川はこのドラマへ
出演しなければならないのか
(もはやブルゾンも)、
まったくわからないのだ。

●フジの感覚のズレ

おそらく同ドラマの狙いとしては、
桐谷ら3人があーでもないこーでもないと
メイクやファッションについて語るなかで、
さまざまな情報や知識を披露し、
そんな“身近な女子トーク”で
女性視聴者たちの共感を得ようと
考えているのかもしれない。

しかし、もしそうだとすれば、
フジの感覚のズレは末期状態だ。

ドラマ内で披露されていた情報は、
おそらく多くの女性にとって当たり前の
ものばかりだ。

現実の女性たちが求めているのは、
たとえばコスメであれば、
今流行りのものが具体的に
どこのメーカーのどの商品のどの色で、
それは今までのほかの商品と具体的に
どこかどう違うのか、
それを身に着けることで周囲に
どんな印象を与えることができて、
どう見られるのか、
そして値段はどちらが得なのか、
などなど、非常に細かい違いに関する
情報ではないか(少なくとも私の周りでは)。

にもかかわらず、
「メイクといえば、
まずファンデーションからだね」って、
感覚ズレまくりですよ。

このほかにも、國木田が3人のそれぞれの
個性を踏まえて、ストールと帽子を
コーディネートしてあげるシーンでは、
3人は鏡で自分たちの姿をみて
“こんなに見違えるの!”と驚くのだが、
誰の目にもビフォー→アフターで
なんにも変わっておらず、
説得力ゼロだったりするあたりも、
どうしようもない。

そもそも、桐谷と水川ですよ。

美人女優ですよ。

何着たってかわいいし、
特別に何も身に着けなくたって、
メイクなんてしなくたって、
“見た目が100パーセントかわいい”
ですよ。

“さえない見た目に自信がもてない女子”と
いう設定に根本的な無理があるわけで、
「だったら片桐はいりとか、
あき竹城とかを主役に起用しろよ」と
ツッコミを入れたくなるわけで、
むしろそのほうが女性たちの
共感を得られる可能性は
あるんじゃないだろうか(いや、ないか)。

いずれにせよ、フジ黄金時代のドラマを
こよなく愛する私としては、ただただ
心配なのだ。

このドラマが、本当に民放ドラマ史上
最低視聴率を取ってしまわないか、
ってことがだ。

がんばれ、フジ。がんばれ、フジ。

(文=米倉奈津子/ライター)

Business Journal更新日:2017/04/14

https://gunosy.com/articles/aRv3d




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。