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秋元才加、AKB48で「劣等感あった」 コンプレックス今は武器に [秋元才加]

秋元才加、AKB48で「劣等感あった」
コンプレックス今は武器に

秋元才加.GIF

【私の一枚】

先日、祖父母の家に
遊びにいったときに、
祖父がこの写真を出して
「才加、これは誰だったかね?」
言うんです。
「いやだ、私よ」と答えたのですが、
孫が何人かいるので、
わからなくなったみたいで(笑)。

秋元才加1.GIF

今祖父母は80歳近くで、
足腰が弱ってほとんど
家の中にいますが
この写真の頃の2人は50代。
祖父も若いですが、
祖母の後ろ姿がなんと
いうか「現役」で、
腰もすっとのびて
生活感にあふれている。

2人ともおじいちゃん、
おばあちゃんではなく、
私の父親のお父さんと
お母さんだった
頃なんだと、写真を見ながら
タイムスリップしたような
気持ちになりました。

私は小さい頃から目立ちたがり屋で、
「芸能人」に憧れていました。
私の当時の芸能人の
イメージはお金があって、
いつもきれいにお化粧し、
大きな家に住んでいる人。

これは後でまったく違うと
わかるのですが(笑)。

AKB48のオーディションを
受けたのは高2の
終わりごろで、
進路を決める時期だし、
オーディションはこれが
最後のつもりでした。

それまでもいくつか
受けていたのですが、
みんな途中で落ちて
悔しい思いを
していたんですね。

最初の書類選考で落ちるより、
3次くらいで落ちるほうが、
ずっといやでした。

私はいつもそうなんです。

勉強もクラスで
1位を取れそうで取れなかったし、
部活の試合も市内で強くても
県大会には行かれない。


そういう運命なのかと思っていたので、
AKB48に合格したときはやっと希望を
つかめたと本当にうれしかったですね。

AKB48の日々は自分のイメージの
芸能人と全く違いました。
とにかく競争も激しく一日一日必死。

私は大柄で顔が派手なので、
ちっちゃくてかわいい子の多い
アイドル集団の中では
劣等感もありました。

仲良しの大島優子や篠田麻里子が近年、
私は異端の存在だったと言っていましたが、
たとえ不利でもグループに爪痕を残したくて、
自分のプライドよりもがむしゃらに
がんばることを優先。

そうして徐々に名前が知られるようになり、
初めて外部の芝居に出演したことが
大変貴重な体験となりました。
それは泉鏡花原作の物語で、
木の実ナナさんや近藤正臣さんなど、
そうそうたるメンバーが出演された舞台。
とても緊張しただけでなく、
その頃AKB48の活動が忙しくて、
最小限のお稽古しかできなかったことで
片手間にやっているように
思われ肩身が狭くて。
それでもお稽古に出られる時には
無我夢中で挑みました。
そんな私を見て、近藤さんが
「君は生き物として美しいね」と
言ってくださって、その後ずっと
目をかけてくださったんです。
これは今でも心の支えになっています。

また舞台では、
ずっとコンプレックスだった
大柄で派手な顔立ちであることが
「映える」と言われ、
自信のなかった部分が
武器とわかって本当にうれしかった。

AKB48を卒業して4年、
今後は女優の仕事を
メインにやりたいと思っています。

AKB48でわかったのは、
アイドルとは賢く強いもの。

そういう子たちが集うグループの中で
競争した日々があるから今の
私があるんです。

そんな私の活動を祖父母は楽しみに
してくれています。

親孝行したいときに親はなし、
のようなことは絶対いやなので、
祖父母が元気なうちに、
もっともっと喜ばせたいですね。

あきもと・さやか 女優・タレント 
1988年千葉県生まれ。
アイドルグループAKB48の第2期生で
デビューし、2006年から13年まで活動。
AKB48卒業後は映画やドラマ、
舞台などで女優として幅広く活躍中。

◆秋元さんが出演する舞台
「夜が私を待っている~
ナイト・マスト・フォール~」が、
10月15日から30日まで
紀伊國屋サザンシアター
TAKASHIMAYAで上演。
この作品は1935年、
エムリン・ウィリアムズによって
書かれた心理サスペンス劇。

世界各地で上演され続け、
ついに日本で初の公演を迎える。
とある夫人の失踪事件を巡り、さいぎしん
にさいなまれ絡まりあう人間模様を描いた
心理サスペンスの名作の演出に、
エンターテインメント界の奇才・
河原雅彦が挑む。

出演/入江甚儀、秋元才加、前田美波里、他

「今回の作品は80年前に書かれた、
時代を感じさせるクラシカルな戯曲。
こういった作品に初めて触れるので、
わくわくしている部分と、
難しくてフラストレーションがたまる
不安の両方の気持ちです。
私の役はやがて失踪するお金持ちの
夫人の姪で、主人公である
あやしい男性に恋心を持ってしまう役。
設定が無口で内向的とあったのに、
台本を見たらセリフが多くて(笑)。
イギリスではこれでも
無口なんでしょうね。
タイムスリップしたような
部分もありますが、
現代にも共通する心理描写は多く、
この名作の心理サスペンスを
奇をてらわず真正面から
演じたいと思います」

(ライター・田中亜紀子/
朝日新聞デジタル「&M」)

朝日新聞デジタル 10月10日(月)13時10分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161010-00010001-asahit-ent

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