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島本和彦『シン・ゴジラ』本がコミケを席巻! 本人直撃「とんでもないことになった」 [島本和彦『シン・ゴジラ』本がコミケを席巻!]

島本和彦『シン・ゴジラ』本がコミケを席巻!
本人直撃「とんでもないことになった」

シン・ゴジラ1.GIF


この夏、日本に熱狂の渦を巻き起こしている
『シン・ゴジラ』。

そんな中、8月14日(日)に行われた
「コミックマーケット90」(C90)最終日、
最も話題を振りまいたと言っても
過言ではないのが、
漫画家の島本和彦先生でした。

同作の総監督をつとめた庵野秀明さんと
大阪芸術大学の同級生でもある
島本和彦先生は、この夏コミで、
「シン・ゴジラを観て、どういう態度を
とったら良いのか、どう打ちのめされるのが
正しいのか、細かく手ほどきする」
解説本を頒布しました。

この日、島本先生のブースには大勢のファン
が大挙し、もはや最後尾を把握できていない
コミケスタッフさえ現れるほどの盛況っぷり。

島本さんのサークル名「ウラシマモト」は
Twitterのトレンド入りを果たしたのでした。

島本和彦先生の敗北宣言、
『シン・ゴジラ』本、発声可能上映

事の発端は、公開日当日の7月29日。
『シン・ゴジラ』を鑑賞した島本和彦先生が、
級友にしてライバルである庵野秀明監督に
敗北宣言を行って大きな話題を
呼んだことでした。

TVドラマ化もされた島本和彦先生の
自伝的漫画『アオイホノオ』で、
自身を投影した焔燃(ホノオモユル)が、
作中で庵野監督の手がけた作品に
衝撃を受けるシーンをなぞるかのような展開。

そして、その数日後の8月2日には、
目前に迫った夏コミに向けて急きょ
『シン・ゴジラ』本を出すと発表。

こちらもTwitterで2万RTを超える反響と
なりました。

さらには、8月15日(月)に新宿バルト9で
開催されることになったコスプレや声出しOK
という『シン・ゴジラ 発声可能上映』も、
実は庵野監督が、島本先生のために東宝に
オファーしたものだったことが明かされました。

発表時点では表紙しか描き上がっておらず、
「このタイミングで夏コミに間に合うのか?」
という周囲の心配をよそに、
『シン・ゴジラ』本
(正式名称『アンノ対ホノオ。』)が無事に
間に合うと報告されたのは8月10日。

お膳立ては整いました。

夏コミ最終日の台風の目は、
島本和彦先生のサークルだろうと、
誰もが思っていたに違いありません。

そして実際に、そんな周囲の予想をも遥かに
上回る大盛況を記録したのでした。

スタッフが最後尾を見失うほどの大行列

夏コミ最終日、10時の開場からほどなくして
西ホールにたどり着いた筆者が目にしたのは、
「ウラシマモト」からどこまで伸びている
のかわからない大行列でした。

午前中から完売まで終始、「ウラシマモト」を
中心とした西ホールは、とんでもない行列で
埋め尽くされていました。

筆者が「最後尾はどこですか?」と
コミケスタッフに質問すると、
「わかりません」という答え。

それほど現場は、想定外の事態に混乱し、
そして熱狂していました。

シン・ゴジラ来襲に混乱を来す市民と
対策本部さながらの様相。

そして13時前には、ついに完売報告が。

島本和彦先生
「盛り上がりすぎて、とんでもないことになった」

行列の待機中、とても近付くこともできなかった
ウラシマモトでしたが、
『シン・ゴジラ』本が完売し、
落ち着きを取り戻したブースにいらっしゃった
島本和彦先生にコメントをいただくことができました。

──『シン・ゴジラ』本が大盛況でしたが、
どういうお気持ちからつくることに
されたんでしょうか?
盟友・庵野監督を賞賛したいという
気持ちでしょうか?
あるいは、ライバルとしての悔しさの方が
大きかったのでしょうか?

島本和彦先生 友達が良いもの(作品)を
つくったら、(それを)応援することによって、
特撮映画界とか、全体のプラスになるん
じゃないかな、という気持ちで動いたのが
本音です。

──共に盛り上げたい、と。

島本和彦先生 まあ、今回薄い本(同人誌)は
つくったんだけど、その後になって、また向こう
から「発声可能上映を用意しました」とか
色んなものが出てきて、盛り上がりすぎて
とんでもないことになった。
そうするんだったら先に話を持ってきてよ、
いきなりふっかけないでよって感じ(笑)。

──先生のために用意されたという
「発声可能上映」について、庵野さんから
ご連絡はあったんでしょうか?

島本和彦先生 (発声可能上映に)行けないという
流れになった時に、「来てくれ」というメールは
ありましたけどね。そしたら行かざるを
得ないよ(笑)!

──島本先生から庵野監督に『シン・ゴジラ』の
感想を送ったり、作品について語り合ったり、
といったことはされたんですか?

島本和彦先生 それは秘密です!
あんまり内情をバラすと面白くないからね。

──確かに。では最後に、購入できなかったと
いう人も大勢いる『シン・ゴジラ』本、
再販などの予定はないのでしょうか?

島本和彦先生 やっぱり今だけの追い風だから、
再販の予定はないですね[注]。
本当はネタバレを入れた内容にしようかとも
思ったんだけど、いまだにネタバレを
避けてみんなTwitterで感想を言い合っている
状況を見て、描ける範囲でのことを
描いているという意味でも、今だけのものなので。

──お祭り的な意味合いが強い、ということですね。

島本和彦先生 そうです。
ただ、私が一番感動したことに関しては
描いてあります。

──では、どうしても読みたいけど手に
入れられなかった人は、購入した知り合いとかに
見せてもらうしかないですね。
お忙しい中、ありがとうございました。

[注]同日夜の島本和彦先生のツイートにて、
やはり再販がかかる可能性を示唆されています。

にいみなお

KAI-YOU.net 8月15日(月)16時0分配信

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160815-00010000-kaiyou-ent&p=1




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