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新垣結衣の魅力・ “普通”の天才 水10ドラマプロデューサーが語る [“普通”の天才・新垣結衣の魅力]

新垣結衣の魅力・ “普通”の天才
水10ドラマプロデューサーが語る


新垣結衣の魅力.GIF
水10ドラマ『獣になれない私たち』にW主演する
新垣結衣と松田龍平 (C)日本テレビ

『逃げるは恥だが役に立つ』
『コード・ブルー-ドクターヘリ
緊急救命-』などヒット作は
数知れない女優の新垣結衣(30)。


俳優・松田龍平(35)とのW主演で送る
10日スタートの日本テレビ系連続
ドラマ『獣になれない私たち』
(毎週水曜 後10:00※初回10分拡大)
では、笑顔の裏でたゆまぬ努力と
人知れぬ悩みを抱える“普通のOL”を
等身大に演じている。


ドラマ『獣になれない私たち』.GIF
水10ドラマ『獣になれない私たち』にW主演する
新垣結衣と松田龍平 (C)日本テレビ

同局連ドラ『掟上今日子の備忘録』
(2015)以来、3年ぶりに彼女の
主演作でタッグを組む
松本京子プロデューサーに、
30歳を迎えた新垣の魅力や
恋愛ものとしては“変化球”な
同作に込めた想いを聞いた。


■キラキラスマイルの裏の苦労 
30代のガッキーが演じる新たな働く女性

新垣演じる深海晶(しんかいあきら・30)は
「常に笑顔」で「仕事は完璧」、誰からも
愛されているオンナだが実は周りに
気を遣いまくり、彼氏にさえも
その本音をさらけ出すことができない、
器用に見えて不器用な女性。

新垣結衣の魅力-1.GIF
水10ドラマ『獣になれない私たち』では30代の
働く女性を新垣結衣が等身大で演じる(C)日本テレビ

松本Pは「『逃げ恥』では契約結婚に
よっていわゆる主婦的な役割をする役、

『コード・ブルー』ではフライトドクターと
いう特殊な職種。

仕事に翻弄されて恋愛や家族にも
悩みを抱える“普通”の30歳の女性を
案外演じていないな、と。


新垣さんが30歳を迎えられた
このタイミングで晶役を全力で
やっていただけたら、
多くの人の共感を呼ぶのではないか」
と手応えを明かす。


「新垣さんはあんなにかわいらしいのに、
“普通”を演じることにものすごい
能力をもっていらっしゃる。


『掟上今日子』では白髪スタイルに
“一日で記憶をなくしてしまう”という、
今回とは真逆のリアルではなかなか
ありえない役柄を
『こういう人が実際にいるのかも』
と思えるような人物に仕上げて
いただいた。

それは新垣さんならではの地に足を
ついた演技、思わず見ている人を
納得させてしまう説得力ある
演技だからこそだと思います」。


同じキャリアウーマンでいえば
『空飛ぶ広報室』でも
“デキる”女性を演じたが、
今回はまた
「全然表情が違う」のだという。

「ちょっとした表情で全く違った
働く女性を演じることの
できる演技力が、ここ数年で更に
磨かれたんだなと」と
感嘆の声を漏らす。


第一話で印象的なのは、
晶による“笑顔”のシーンが多いこと。

「台本には『輝く笑顔』と書かれて
いるんですが、あのみんなが
大好きな“ガッキースマイル”が
連発されています。

でもそんな笑顔の裏で、
人って本当はきつかったり身をすり
減らす努力をしているんじゃないか、と。

そこを新垣さんにはリアルに
演じていただいています。

大変な状況でも晶が頑張って作る笑顔に、
見ている方も自分を重ねるところが
あるのではないか。

その笑顔の裏にどんな気持ちがあるのか、
思いをはせて見てもらえると
いいかもしれません」。


対する松田演じる敏腕会計士・
根元恒星(ねもとこうせい・33歳)は、
いわゆる「世渡り上手」で人当たりがよく
女にモテるオトコ。

しかし、
実は調子よく振る舞っているだけで、
全てを冷めた目でみている。

そんな晶と恒星がクラフトビールバーで
出会ったことで

“ラブかもしれないストーリー”が

転がりだして行く。

「撮影を見て、改めて
『こんな松田龍平はみたことないな』と
感じました。

いつもの独特の存在感はあるんですけど、
そんな松田さんが野木亜紀子さんの
書かれた脚本の世界に入って、
普通の30代の男性をナチュラルに
演じられている。

作品のなかで
「恋愛にまつわる世界」に
どっぷり絡んでいる松田さんって、
今まで見たことがなかった。

狙っているわけではないのに、
ふとした瞬間の表情に見ている
女性スタッフからも
『かっこいい…』とため息が
漏れています」。


これまでどこかトリッキーな役柄が
多かった松田の新境地も見どころと
なりそうだ。


■ラブストーリーではない?
“ラブかもしれない”
ストーリーの真意とは…


そもそもこの物語のジャンルを
“恋愛もの”にくくることが
正しいかはわからない。

今作は“ラブかもしれないストーリー”を
謳(うた)っている。

脚本を手がけるのは

『空飛ぶ広報室』

『掟上今日子』

『逃げ恥』など数多くの
新垣作品を手がけた野木亜紀子氏。

まず、『掟上今日子』後に
松本P×新垣×野木氏が
“水10”で再集結が実現し、

「野木さんから誰と誰がくっつく…
ではなく『恋ができない大人』
みたいな話はどうだろうと
いう話が出て、
『獣になれない私たち』と
いうタイトルはその時に
生まれたものです」と
企画がスタート。


もちろん新垣と松田による
胸がときめくようなシーンはあれど、

「誰と誰がくっつくまでの紆余曲折や、
誰かと誰かのドロドロを見せたい
物語ではない」と言い切る。


「ラブストーリーが苦手な人にも
食わず嫌いせずに、間口を広げたいと
いう意味で“ラブかもしれない”と
いっています。

男と女の恋愛ってリアルには
簡単に始まらないだろうとか、
年を重ねると恋におちること
自体がどんどん難しくなって
くるとか、そもそも恋愛って
何だっけ?とか、
いろんなことを考えられる
ストーリーになっています」。


「晶と恒星の間で恋愛が進んでいくと
いう話を期待されると、
それは違うかも知れない。

“ラブ”と共に、仕事、家族、友情が
少しずつ動き出していく人間ドラマに
なっています。

ただ晶と恒星をとりまく人間関係の間には、
ハラハラドキドキするようないろいろな
“ラブ”が巻き起こっていて、

毎回びっくりするような事件が起こるので、
続きはとっても気になると思います。

ラブストーリーが好きな方が
キュンとできるところもありますし、

『胸キュン』には興味がないと
思う方にはぜひ人間ドラマの
部分を見てほしいですね」。


ところで、現在流れている
CMスポットでは新垣は「オアシス!」と
ビールを飲んで至福の表情を
浮かべるシーンで締められている。

「クラフトビールバーが重要な場所
として出てくるんですけど、
見てるとめちゃくちゃビールが
飲みたくなる。

登場人物たちがいろいろなビールを
美味しそうに飲んでいるので、
ついコンビニで買ってビールを
飲みながら見たくなると思いますね」と、
登場人物たちの“飲みっぷり”にも注目。

週の真ん中、お疲れモードな視聴者が
ビール片手に楽しめる、
“オアシス”のようなドラマに
なることを期待したい。




オリコン10/9(火) 7:00配信

最終更新:10/9(火) 10:06


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181008-00000300-oric-ent







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