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イチロー(マリナーズ)の護身術 頭部死球も瞬時の判断で体反転、ダメージ最小限に [イチローの護身術 頭部死球も瞬時の判断]

イチロー(マリナーズ)の護身術 
頭部死球も瞬時の判断で体反転
ダメージ最小限に

イチローの護身術.GIF
マイナーの練習試合で頭部死球を
受け倒れ込むイチロー

マリナーズのイチロー外野手(44)は
23日(日本時間24日)、
レンジャーズとのマイナー戦で
右前頭部に死球を受けて退いた。

脳振とうの診断を受ければ、
7日間の故障者リスト(DL)
入りとなり開幕アウトの
ピンチだったが、検査結果は異常なし。

人並み外れた反射神経と
身のこなしで、ダメージを
最小限に防いだ。

その場が凍り付いた。

激しい衝突音を残し、
イチローが倒れ込んだ。

12年までDeNAに
所属した左腕ブランドン・マンの
91マイル(約146キロ)
ツーシームが右前頭部を直撃。

慌ててチームトレーナーが
駆けつけた。

イチローは笑いながら
「大丈夫」と答えたが
トレーナーはそのまま
動かないように指示。

1分20秒後、
ようやく起き上がると
ファンからは拍手が起こり、
自分で歩いてクラブハウスへ
引き揚げた。

チームドクターが施設内で
素早く検査。

約2時間後、
ジェリー・ディポトGMが
声明を発表した。

「イチローの状態は良好だ。
検査結果は異常なし。

明日の出場は当日の様子を
見て判断する」。

脳振とうの診断を受ければ、
7日間のDL入りは避けられない。

29日(日本時間30日)の
開幕・インディアンス戦まで
1週間を切っており、
そうなれば出場は絶望。

幸いにも症状は出ておらず、
ようやく緊迫感は緩んだ。

14日に右ふくらはぎの張りを
訴えたばかり。

契約の遅れもあり調整不足を
取り戻すため、隣り合わせの
球場で同時進行するマイナー戦を往復。

10打席前後、打席に立つはず
だったが三振、右中間適時二塁打、
中前打を放った後の4打席目に
アクシデントが襲った。

ただ頭部への投球に対し、
イチローは体を左へ反転させ、
ダメージを逃がした。

証拠にヘルメットに当たった投球は、
勢いを失わずフェンスに達した。

24日(同25日)カブス戦も
含めオープン戦は残り3試合。

またも難題が降りかかったが
44歳と思えない身のこなしが
自らを救った。

(ピオリア・笹田 幸嗣通信員)


スポニチアネックス3/25(日) 6:00配信

最終更新:3/25(日) 7:48


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180325-00000048-spnannex-base


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