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石原さとみ熱演で分かった日本の「アンナチュラル」異常死の9割解剖されず… [石原さとみ熱演で分かった日本の「アンナチュラル」]

石原さとみ熱演で分かった
日本の「アンナチュラル」
異常死の9割解剖されず…

石原さとみ熱演で分かった日本.GIF
石原さとみ

これならシリーズ化も十分アリか。
法医学の世界をテーマにした
石原さとみ(31)主演の
ドラマ「アンナチュラル」。

その評判が玄人からも
すこぶるいいのだ。

が、一方、現実の法医学界に目を
向ければ、実は、世界の常識では
あり得ない、まさに
“アンナチュラル”な事態に
陥っているという。

ドラマは、死体を解剖する
架空の「不自然死究明研究所
(UDIラボ)」を舞台に、
「死」の裏に隠された謎を
解明するという法医学ミステリー。

石原の他に窪田正孝(29)や
松重豊(55)などが脇を固め、
一昨年ヒットした「逃げ恥」の
野木亜紀子が脚本を手掛けている。

ライターの吉田潮氏は、

「今期のドラマの中では
ピカイチじゃないでしょうか。

ここ数年、石原さとみは
女の子たちの憧れのような
可愛い存在を演じていましたが、
今回はクールな一面を
上手く演じ切っています」

彼女の熱演を褒めたうえ、

「専門的な題材に加え、
女性差別の問題や労働問題に
まで斬りこんでいる。

まるで海外の人気ドラマの
ような雰囲気があります」

今のところ、最高視聴率は
13・1%だが、今後、さらに
数字が伸びるのではないか、
と期待を寄せるのだ。

死人に出す金はない

それだけではない。

解剖医で千葉大附属法医学
教育研究センターの
岩瀬博太郎センター長も、

「これまでの医療ドラマとは
一線を画したリアル感があり、
日本における法医学の現状を、
かなり忠実に描いているように
思います」
と語る。

では、現実の法医学の世界は
どんな状況だというのか。

現在、日本では年間約130万人の
死亡者が出ているが、そのうち、
約14%の17万人が、
「異状死」として警察に届けられている。

「この異状死で亡くなった人のうち、
事件性の有無を調べるために
司法解剖されるのは4~5%、
約8000体です。

事件性がないと判断された
死体を扱う行政解剖を含めても、
全体で12%程度。

つまり異状死の約9割が、
解剖もされずに荼毘に
付されていることになるのです」
(同)

となると、犯罪が闇に
葬られている可能性も十分、
あり得ることになる。

「この解剖率は、
先進国の中では極めて低い数字です。

米国は約60%、
オーストラリアで約55%、
スウェーデンにいたっては
約90%といわれています。

ドラマの中でも語られていましたが、
日本は諸外国に較べて、
法医学の分野では
後進国といっていい」
(同)

なぜ、ここまで解剖率が
低いのかと言えば、
現在、法医学者の医師は
全国で約150人、
明らかな人材不足に加えて、
設備にかける予算も
足りないからだという。

「法医学に対する国の考えは
死人に出すお金はないと
いうことなのでしょう。

解剖すれば、生きている人が
よりよく生きることができる
はずなのに、その発想が役人や
多くの政治家に欠如している。

給与も臨床医に較べればはるかに
安いことも影響しています。

国にはドラマに登場する
UDIラボのような独立機関としての
『研究所』を作ってほしい。

このドラマが注目され、
こうした実態に少しでも
警鐘を鳴らしてくれるように
願っています」
(同)

石原さとみ、責任重大! 

「週刊新潮」2018年2月22日号 掲載


デイリー新潮 2/23(金) 5:59配信

最終更新:2/23(金) 12:09


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180223-00538159-shincho-ent

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