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笑点絶好調 タブーネタを解禁して若い世代にアピール [笑点絶好調 タブーネタを解禁]

笑点絶好調 タブーネタを
解禁して若い世代にアピール

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5月から桂歌丸(80)に代わり
『笑点』(日本テレビ系)の
新司会に就任した春風亭昇太(56)。
だが海千山千のベテラン回答者たちは
昇太の言うことを全然聞かない。
三遊亭小遊三(69)いわく
「学級崩壊」の状態なのである。
この状況について昇太は
「そうなんですよ~。
歌丸師匠の時は皆さん、
けっこう司会の言うことを聞いてたのに、
僕になったら聞かなくなったんです」
と語り、こうした変化については
昇太自身も楽しんでいると、
本誌の直撃に答えている。

歌丸時代とはまるで
変わってしまった『笑点』。
しかし意外なことに
視聴者には歓迎されているようだ。
直近の放送(11月6日)は、
21.6%と絶好調だ。
落語評論家の広瀬和生氏はこう評する。

「『笑点』を立ち上げた立川談志師匠は
当時30歳。
今よりもっとハジけた内容でしたし、
黄金期と言われる70年代の
司会・三波伸介さんも40代で
みんなのびのびやっていた。
歌丸司会時代にはなかったこの
“何でもあり”のノリこそ、
『笑点』の姿なんです」
1980年から8年間、
『笑点』メンバーとして
活躍した桂才賀(66)も頷く。
「司会者が若返って、メンバーは
やりやすくなってると思いますよ。
何しろ上から目線で突っ込める。
昇太さんと円楽さんの掛け合いは
笑いが取れる芸ですね。
かつて歌さん(歌丸)が回答者だった頃、
三遊亭小圓遊師匠と“ハゲタカ”
“バケモノ”とやり合っていたのを
思い出します」

こうした空気の変化もあってか、
タブーネタにもどんどん踏み込んでいく。

7月3日には、ラブホテルでの不倫報道を
フライデーされた円楽がイジられた。

昇太が
「メンバー紹介の前に山田さん、
円楽さんの座布団全部
もってっちゃって!」と始める。
その後、好楽が、挨拶で小学生に
円楽と間違われたというエピソードを披露。
「どこに住んでるの?」と聞かれ
「ホテルと答えた」というと
客席はドッカーン!

話題のゲス不倫で、爽やかにお茶の間を
爆笑に導いたのだから流石である。
「歌さん時代だったらなかった展開。
以前の『笑点』では“下ネタは避ける”と
いう暗黙のルールがあったから。
昇太さんに変わってその辺が増えてきたね」

と前出・桂才賀はいう。

このあたりのマイナーチェンジは、
制作サイドの意向も大きいという。

日テレ関係者がいう。

「『笑点』のスポンサーは当然ながら
高齢者をターゲットにする企業が多い。
一方で、局の上層部はもっと先のある
若い世代に視聴者を増やして新たな
スポンサー獲得につなげたい
思惑もあるんです。
だから司会交代を機に徐々に若者向けの
ネタを増やしている。
その辺をやってのける昇太さんは
大したもんです」

※週刊ポスト2016年11月25日号

NEWS ポストセブン 11/20(日) 7:00配信

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161120-00000010-pseven-ent
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