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求められる俳優・安田顕が25年芝居を続ける理由 製作陣も“唯一無二”と評価 [俳優・安田顕が25年芝居を続ける理由]

求められる俳優・安田顕が
25年芝居を続ける理由
製作陣も“唯一無二”と評価


安田顕.GIF
映画『ザ・ファブル』に出演する安田顕
(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会

個性派俳優として、
所属するTEAM NACSの
舞台はもちろん、ドラマや映画で
活躍する安田顕。


NHK朝の連続テレビ小説
『なつぞら』や
ドラマ『白衣の戦士!』
(日本テレビ系)でも、
大きな存在感を見せていた。


そんな安田が、最新映画『ザ・ファブル』
(6月21日公開)で演じたのは、
裏社会と深いつながりを持つ
強面社長・海老原。


画面に登場すると「なにか」を
期待してしまう俳優――。


25年以上のキャリアを誇る安田に、
俳優としてのスタンスや、
これまでの芸能生活を
り返ってもらった。


■映画界をけん引する大先輩や後輩に
挟まれ、「本当に恵まれたポジション」


2017年に
講談社漫画賞を受賞した
南勝久原作のコミックを
実写映画化した本作。


どんな相手でも6秒以内にとどめを
刺すという伝説の殺し屋ファブル
(岡田准一)は、ボスの命令により、
1年間“殺し”を禁止し、
普通の人間として生活するように
命じられる。


「佐藤アキラ」という偽名で
大阪の街に潜んだファブル
だったが、次々と問題に巻き込まれ、
ボスの命に背かざるを
得ない状況に巻き込まれていく。


安田は、ファブル/佐藤アキラを、
後見人的な立場で面倒を見る、
社長・海老原を演じる。


サングラスに鋭い眼光、
威圧的な佇まいだが、
義理人情に厚く男気を
極めた男だ。


「彼が属している集団は、
裏社会的な組織であり、
やっていることは、1
00パーセント“悪”なのですが、
会社組織のなかで頭を悩ませ
ながら頑張っているという
部分では、多くの人に
共通するものがあると
思いました」
と、安田自身、共感できる
部分はあったという。


そんな海老原は、
会社の会長である浜田(光石研)や、
ファブルのボス(佐藤浩市)に
圧力をかけられつつ、
部下として可愛がっている
小島(柳楽優弥)や
ファブルには面倒見の良い
一面を見せる。


俳優・安田顕としても、
先輩と後輩の間に挟まれた
立ち位置だ。


「これまで俳優をやってきた
からこそ、得られる
立ち位置ですよね。

いまの映画界を
引っ張っている
柳楽さんや岡田さんと同じ
空間で芝居ができるのは、
ものすごい喜びがある。

その一方で、一時代を築き、
いまでもものすごい存在感がある
大先輩の光石研さんや
佐藤浩市さんとも
ご一緒できるなんていうのは、
本当に恵まれたポジションです」。


■「三歩進んで二歩下がる」…
25年続けてこられたのは
芝居の正解のなさ


25年前、芝居を始めたとき、
現在のような未来は
想像できていたかを問うと

「まったくイメージなんて
できなかった」
と笑いながら語った安田。


そんななかでも、言えることは
「なにがあっても続けてきたことと、
そのなかで得た出会い、
サポートしてくださる
スタッフさんのおかげ」
と周囲への感謝を述べる。


「辞めずに続けてきた」――。

簡単なようで難しいことに
思われるが、

「あまりうまくできなかったな…と
思うことはほぼ毎日。

『もういいかな』と
いつも思う。

でもそれは心の底から
思っていることではなく、

ある意味での割り切りかも
しれません。

やっぱり、基本的に芝居が
好きなので続けてこられたんだと
思います」。


もう一つ、続けてこられた
大きな理由が
「つかめたように思えて
つかめていない」
という芝居の正解のなさ。


「舞台って、ひと月稽古して
ステージを踏むので、
繰り返していくうちに
『これが完成形だ』と
つかんだような気になるんです。

でもしばらくすると、
また忘れてしまう。


水前寺清子さんの
『三百六十五歩のマーチ』
ではありませんが、
三歩進んで二歩下がる、
みたいな…。

少し進んだかと思えば、
また振り出しに戻る。

逆にマイナスに
なっているかもしれない。

だから続けていける
のかもしれません。

インプットしながら
アウトプットする。

そこがうまくいくともっと
スムーズになると
思うんですけれどね」。


■なくてはならない個性派俳優、
「唯一無二の俳優」との評価には…


そんなふうに遅い歩みを強調する
安田だが、映像界にはなくては
ならない個性派として、

映画、ドラマに引っ張りだこだ。

しかも役柄の幅は圧倒的だ。

本作の海老原のような
ダンディズムから、

現在放送中の
NHK連続テレビ小説『なつぞら』で
見せる気のいいお父さん、
主演を務めた
『愛しのアイリーン』
(2018年)で演じた
42歳独身男の怪演、

そして映画『HK 変態仮面』シリーズで
見せた爆発的な瞬発力…など、

挙げればきりがない。

安田と作品を共にした
製作サイドの人間も
「唯一無二の俳優」
という評価を下す。


「ありがたい話。
でもそれは
ラッキーだったんです」
と謙遜する。


続けて
「この世界には、
僕を感動させてくれるような
すごい人がいっぱいいます」
と真顔で話す。


「この映画で言えば、
岡田さんなんてすごいですよ。

僕は、アクションシーンは
ありませんでしたが、
現場で見ていても、
とにかく早い。

僕の少し離れたところに
座っていて『よーい、スタート』って
声がかかった瞬間、

もう目の前にいるんです。

残像が見えるぐらい(笑)。

ヒューマンなお芝居で
感動させられることは
多々あるのですが、

アクションや動きで
ここまで心が動かされるのは
やっぱりすごいです」。


■インスタで人気の“睨み飯”、
始めた理由は「言わぬが花」


作品で見せるエキセントリックな
佇まいとは違い、物腰はとても
柔らかく、常に周囲に
「ありがとうございます」
と声がけしている姿が
印象に残る安田。

一方で、インスタグラムでは、
食べ物に近づき睨む“睨み飯”が
話題になるなど、
やはり一筋縄ではいかない
中身をほじくり返して
みたくなるような魅力で
いっぱいだ。

「インスタはもう…」と
苦笑いを浮かべると、

「“睨み飯”も、
本当になんの気なしに
やっていたのですが、
勝手に深読みして
くれるんですよね。

この間なんか

『これは男女間のリビドーである』
なんて仰ってくれる方もいて。

そういう見方もあるんだなと(笑)。
こちらからなにも言わなくても、
あれこれ想像して考えて
くれるんです。

言わぬが花ですよね」。


「総じて笑えるし、
アクションで興奮できるなど、
エンタテインメントとして
欠かせないものがふんだんに
詰まっています」と、

作品の魅力について語った安田。

そんななか、物語に深みを
与えるパートを担っている
安田の渋い演技を
堪能してもらいたい。


安田顕-1.GIF
目ヂカラが半端ない!
唐揚げ見つめる安田顕の“睨み飯”

(文:磯部正和)



オリコン6/15(土) 8:40配信

最終更新:6/15(土) 17:55


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190615-00000310-oric-ent










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