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芦田愛菜、“芦田愛菜”ではなく、役として感じさせたい [“芦田愛菜”ではなく、役として感じさせたい]

芦田愛菜、“芦田愛菜”ではなく、
役として感じさせたい

芦田愛菜-1.GIF
芦田愛菜

NHK連続テレビ小説
『まんぷく』での
優しさあふれる語りも記憶に
新しい芦田愛菜。


女優としての活躍は言うに及ばず、
声のみでの映画、ドラマへの
出演はすでに十数本を数え、
それぞれの作品で、
いい意味で“芦田愛菜”を
感じさせず、表現力の幅広さを
見せている。

そんな彼女の最新作が
五十嵐大介の人気漫画を
アニメ化した映画『海獣の子供』。


思春期のヒロインのみずみずしさ、
もどかしさを表現し、
キャラクターに命を吹き込んでいる。


『鉄コン筋クリート』のアニメ化で
知られるSTUDIO 4℃制作による本作。


中学生の琉花が、ジュゴンに
育てられたという不思議な
少年“海”と“空”と出会い、
交流を深めていくさまを
緻密で美しいアニメーションで
描き出す。


物語自体は決して複雑ではないが、
海という生命の源が壮大なス
ケールで描かれ、自然と人間の
関わりなどが哲学的に
語られている。


「明確な答え、これが正解
というものがあるわけじゃなく、

それぞれに観た人が感じる
ことがあると思う」
と言う芦田だが、
自身は“生と死”について
考えさせられたという。


「命あるものには必ずいつか
死が来る。

空くんと海くんは、自分たちの
命が短いことをどこかで
知っていて“死”の方から
『生きるってどんなことだろう?』
と見ているけど、琉花は逆に
自分が生きていることを
実感しながら
『死ぬってどういうことか?』
を見ている。

生と死は正反対じゃなく、
隣り合わせにあるものなのかなと
感じました」。


琉花という少女について
「心の中で思っていることが
たくさんあって、いろんなことを
感じているのに、それをうまく
言葉に言い表せなかったり、

誰かに自分の思いを
分かってほしいのに、
それを言えずにもどかしさを
感じたりしている女の子」
と語り、自身と重なる部分が
あるとも。

「プラスのことに関しては
『こうした方がいいんじゃない?』
とか
『こうしたいな』
と割と言えるんですけど、
悔しいことだったり、
ネガティブなことに関しては、
素直になれない自分が
いたりします(苦笑)」。


映画の中のある人物のセリフで
「人は言葉にしないと、
思っていることの半分も
伝えられないけど、
クジラたちはもしかしたら
歌で感じたことをそのまま
伝え合っているかもしれない」
という意味の言葉が語られる。

言葉以外の部分で感じられる
ことが確かにあると感じつつも、
改めて
「“空気を読む”のではなく、
言葉にして言わなきゃどう
思っているのか伝わらない
こともある。

自分の気持ちを素直に
言葉にすることも大切だなと
思いました」
とも語る。


昨年の
『劇場版ポケットモンスター
みんなの物語』に
朝ドラの語り、

そして本作と、
まさに“声”だけで
伝えなくてはいけない
仕事が続いた。


「今回もそうですが、
アニメのお仕事は、
声で全ての気持ちを
表現しなければならない。

この子はどんな声でどんな
気持ちでしゃべっているんだろう? 

どんな子なんだろう? 
と想像しながらキャラクターを
作り上げていくのは、
難しくもあり楽しいところで
もあります。


『まんぷく』のような語りは、
俳優の皆さんのお芝居があるので、
その雰囲気を壊さず、
でも第三者として
見守れるような存在で
いられるようにと心がけて
いました」。


今回、予備知識なしで観る
多くの観客は、琉花の声を
芦田が演じているとは
気づかないのではないだろうか? 

それくらい、芦田愛菜の存在を
感じさせずに琉花という役を
体現しているが、それは芦田自身、
声の仕事のみならず実写での
演技でも目指すところだという。


「見ている人に“演じている”って
ことを忘れさせるくらい、
役にハマれる役者になりたいです。

違和感なく(役柄として)
アドリブが出るような…
芦田愛菜ではなく、
役としてそこにいると
感じさせられる役者で
いたいと思います」。


(取材・文:黒豆直樹 写真:松林満美)

 映画『海獣の子供』は6月7日より全国公開。



クランクイン!6/2(日) 7:00配信

最終更新:6/2(日) 7:00


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00065402-crankinn-movi


【6.7公開】 『海獣の子供』 予告1
(『Children of the Sea』 Official trailer 1 )















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