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芸能人の“ホクロ”の存在意義とは コンプレックス? チャームポイント? [芸能人の“ホクロ”の存在意義とは]

芸能人の“ホクロ”の存在意義とは
コンプレックス? チャームポイント?


芸能人の“ホクロ”の存在意義とは.GIF
鼻筋の右横にあるホクロが印象的な宮沢りえ
(C)ORICON NewS inc.


先ごろ女優の宮沢りえが、
鼻筋の右横にあったホクロを
取ったことが話題になった。


所属事務所も
「ホクロを取ったことは
間違いありません」と
認めたことで、
SNSでも
「あのホクロ、好きだったのに」

「ショック」
との声が相次いだ。

とくに顔のホクロは
チャームポイントにもなりえる
大きな特徴のひとつ。


古くから商売道具としても
機能していた“ホクロ”
の在り方に変化が
生じているようだ。




■宮沢りえのホクロがないと話題に 
過去にも除去した芸能人が多数

今秋放送を開始したポッキーの
CMに宮沢りえが登場。


SNS上で
「宮沢りえなんだけど、
なにか違う」と話題に。


違和感の原因はホクロの除去で、
事務所もそれを事実と認めた。


今から30年ほど前、
宮沢りえは
「三井のリハウス」の
CMをきっかけにブレイク。


当時から鼻の横に君臨していた
ホクロを“チャームポイン
捉えるファンは多く、
それを惜しむ声が挙がっていた。


こうした“ホクロ除去”で
視聴者が違和感を覚えた
タレントは以前よりいた。


特に有名なのは千昌夫で、
特徴的過ぎたおでこの
ホクロがなくなったことで、
本人と認識できない
視聴者が現れたほど。


これにより、
「運気が落ちた」と
メディアで揶揄されることも
あった。


FUJIWARAの藤本敏史、
道端アンジェリカなどは
除去を公表しており、
沢口靖子や木村文乃も。


また、椎名林檎も特徴的な
ホクロだったことから、
除去の際にはSNSなどで
賛否両論の意見交換が
行われていた。


「昨今は水沢アリーさんや
『私の何がイケないの?』
(TBS系)で話題になった
ヴァニラさんのように
美容整形をカミングアウトしたり、
ウリにすることも少なくなく、
整形が身近な存在となっている
ために、ホクロ除去をすることも
増えているのかもしれない」
と話すのはメディア研究家の
衣輪晋一氏。


「一般にも、メイク感覚で
メザイク(二重にするテープ)や
カラコンをするのは当たり前だし、
メスを入れないヒアルロン酸系や
メイクによるプチ整形で
美しくなるという考え方は、
“生まれたままでいい”と
いう価値観と双璧をなすほど
身近な存在になっています」
(衣輪氏)

■セクシーさにも一役 
“付けボクロ”文化の誕生も


ファンに惜しまれているように、
ホクロは“魅力”や“セクシーさ”に
つながることも多く、
泣きボクロや艶ボクロといった
言葉も存在している。

芸能人でいえば、
松嶋菜々子の目の横の
ホクロは大人の色気を感じさせる。

南野陽子といえばあごの
ホクロがトレードマーク。


ローラは口元の右下にある
ホクロと金髪の組み合わせが
小悪魔的な魅力を増長している。


竹内結子は透きとおる白い肌を
強調するようなあごの
ホクロが非常に美しい。


「そうした印象から生まれた、
“つけボクロ”という文化も
あります。

文献に“つけボクロ”という
言葉が初めて現れたのは
16世紀後半といわれ、
17世紀から大流行。

当時のヨーロッパでは
“肌を白く魅せるアイテム”と
しても使用されていたようで、

1888年に出版された
オーギュスト・ラシネ著
『服装史』にも白粉を塗り、

つけボクロをする
フランス女性の絵が
掲載されています。


日本でも数年前に流行し、
メイク感覚でホクロを
付ける若い女性が
増えていました。


今は“セクシー”や
“運気向上”など
やや意味は変容していますが、
海外セレブはもちろん、
数年前に日本でブームが
起こったことは記憶に新しい」
(衣輪氏)

レディー・ガガや1950年代の
セックスシンボル、
マリリン・モンローも
つけボクロといわれるほか、

現在放送中の『リーガルV』
(テレビ朝日系)では、
島崎遥香が魔性の女役で
出演した際に口元にホクロが。

Hey! Say! JUMPの山田涼介もそう。


気合を入れるとき
(ライブなど)に
目元にホクロを書くことがあり、
メンバーからいじられる
一面もあるが、

山田本人は“セクシーさの演出”と
しているようだ。



■一方でコミカルな印象にも 
ホクロはものまねでも使われる
“記号”としての役割も 


目や鼻の大きさや形、髪質、
肌の色のように、
個性のひとつである
“ホクロ”。


だが一方ではそれを
コンプレックスに感じる人も
いるようだ。


その理由のひとつに、
テレビなどでコミカルな描写の
小道具として用いられることも
あるだろう。


例えば志村けんは、
“変なおじさん”の
メイクで毛が出た
ホクロを描いている。


これは志村けんの発明とも
言えるべきコミカルの表現であり、
その顔を見て笑わずにいるのは
至難の業だ。

また、ものまね四天王・コロッケも、
ホクロをコミカルな小道具として
使用している。

例えば先述の千昌夫の
ものまねではホクロがないと
しっくりこないほどの
“記号”となっている。

早変わりの技法としても
機能しており、千昌夫の
ときはおでこ、
ちあきなおみのときは
鼻の横など、

高速で付け替えることで
笑いを取っている。

ホクロの場所も大きさも
自分では選べない。

だからこそ気に入らない場合は
コンプレックスとなる一面もあるが、

「コンプレックス的なものを
パロディ・ネタ化することで
“愛されポイント”と
する方法もある。

そのパイオニアが
ムロツヨシとそれを
演出する福田雄一監督」
と衣輪氏。

ムロの鼻の下には
目立つホクロがあるが、
それをふたりは
『勇者ヨシヒコ』シリーズ
(テレビ東京系)では、

メレブを演じるムロ自身に
「愛くるしいセクシーな
ホクロ」などといわせている。

現在放送中の
『今日から俺は!!』
(日本テレビ系)でも、
椋木先生演じる
ムロのホクロを
「変な場所についた
変なホクロ」
などといじっており、

恋愛ドラマ『大恋愛』
(TBS系)でも、
主人公の尚を元気づける
ためにホクロを押すと
変な声が出るなどの
芸にも使用することで、

チャームポイント化している。

これはムロにしかできない
芸当かもしれないが、
もしムロにあのホクロが
なかったら、ここまで
売れていたかどうかちょっと
怪しい(!?)ともいえるほどの
“個性”なのだ。


“美しくなるためにいろいろ
努力したい”という想い自体は、
程度はあれど、美しいこと。


コンプレックスや悩みは
人それぞれなので、
除去を責めるつもりは毛頭ないが、
魅力やチャームポイントの
ひとつとして活躍してきたホクロ。

それが存在意義を失って
いくのはやはり寂しく、
ホクロは個人の
アイデンティティで
あってほしいと心から思う。

(文/中野ナガ)


オリコン 12/4(火) 8:40配信

最終更新:12/4(火) 10:25

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00000315-oric-ent








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