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別れの歌の新定番「リメンバー・ミー」誕生秘話 『アナ雪』のヒットメーカーに聞く [別れの歌の新定番「リメンバー・ミー」誕生秘話]

別れの歌の新定番
「リメンバー・ミー」
誕生秘話 『アナ雪』の
ヒットメーカーに聞く

別れの歌の新定番「リメンバー・ミー」.GIF
映画『リメンバー・ミー』の主題歌を
作詞作曲したクリステン・アンダーソン=
ロペス&ロバート・ロペス
(C)2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.


16日より公開中のディズニー/
ピクサー映画『リメンバー・ミー』。

今月4日(現地時間)に発表された
『第90回アカデミー賞』で
長編アニメーション賞と
歌曲賞の2部門を受賞
しているとおり、
主題歌「リメンバー・ミー」が
物語の鍵となる、これまでの
ディズニー/ピクサー作品に
ない試みで大ヒットを呼び、
高い評価も得ている。

この「リメンバー・ミー」は
何を思って、どうやって
誕生したのか? 

リー・アンクリッチ監督と、
「リメンバー・ミー」の
作詞作曲を手掛けた
クリステン・アンダーソン=
ロペス&ロバート・ロペス夫妻に
話を聞いた。

■監督からのオーダーは
「同じ曲なのに違う曲のように
聴こえる」曲を

『トイ・ストーリー3』
(2010年)でアカデミー賞
長編アニメーション賞と
歌曲賞のW受賞を果たし、

『リメンバー・ミー』で
2度目の同2部門ダブル受賞という、
アカデミー賞史上初の快挙を
成し遂げたアンクリッチ監督。

2月に来日した際に、ロペス夫妻に
どのようなオファーを
したのか聞いた。


監督は
「『リメンバー・ミー』という
タイトルで、テンポや音調を
変えると同じ曲なのに違う曲の
ように聴こえて、歌詞も異なる
解釈ができるような曲を
作ってほしいと依頼しました。

子守唄のように静かに
歌うこともできるし、
オーケストラの派手な
演奏をバックに歌い上げる
こともできる。

そして、メキシコの死者の日に
起きる物語なので、
亡くなった人とどう向き合うのか、
ということに関連付けられる
楽曲にしてほしいと
お願いしました」。

そして、ロペス夫妻が
仕上げてきた
「リメンバー・ミー」について、
アンクリッチ監督は
「シンプルなメロディ、
歌詞にもかかわらず、
死者の日のテーマ、
この映画のテーマを
すべてカバーしていて、
本当に素晴らしい仕事を
してくれました。

ご存知のとおり、
ピクサーではストーリーを
練りに練っていく過程で、
いろいろなアイデア、
シーン、せりふなどが
変わっていくのですが、
唯一変わらなかったのは、
この楽曲でした。

ひと言も一音も変えていません。

むしろ、早い段階からこの曲が
あったおかげで、作品づくりの
拠り所になってくれました。

本当に感謝しています」と、
褒め称えた。

■45分で書き上げた歌詞には
「個人的な何年分もの経験も
込められています」


ロペス夫妻は、
演劇界のアカデミー賞である
トニー賞3部門受賞の
『アベニューQ』、
9部門受賞の
『ブック・オブ・モルモン』を
手掛けた後、
映画『アナと雪の女王』の
主題歌「レット・イット・ゴー」で
アカデミー賞歌曲賞を受賞した
ヒットメーカー。

米ニューヨーク在住の2人とは
テレビ電話でインタビューを行った。

曲が完成するまでの経緯を
2人は次のように説明した。

ロバート
「実際に曲を書き始める前に、
私たちはピクサーで曲について
たくさん話し合い、
メキシコ音楽について
多くのリサーチをしています。

メキシコの音楽的な伝統に
忠実な曲にしたかったからです。

さまざまなスタイルの
曲をたくさん聴きました。

特にエルネスト・デラクルスの
ヒントとなっている
アーティストたち、
ホルヘ・ネグレテや
ペドロ・インファンテの曲を
なじみ深くなるまでたくさん
聴きました。


それで、最初の
『♪リメンバー・ミー』を
どうやって思いついたかなんですが、
実はよく覚えていない(笑)。

家にいて、フッと曲が降りてきて、
パジャマのままピアノまで
ダッシュして、あとは一気に
書き上げました。

私の場合、メロディを
書こうと決めて椅子に座ると、
すぐにメロディが出てきます。

本当にあまり長く
はかかりません」。

“曲先”で生まれた
「リメンバー・ミー」に、
クリステンが歌詞をつけた。

ロバートが続けて、
「彼女はブルックリンから
マンハッタンまで、
地下鉄に乗っている間に
歌詞を仕上げます。

電車から降りてきた時の彼女は
完璧です(笑)。

数え方によっては、
2時間でできたとも言えるし、
(打ち合わせ・リサーチ期間を
含めて)3ヶ月とも
言えるね(笑)」。

クリステンが補足する。
「Fトレインでブルックリンの
7番街からマンハッタンの中心まで、
だいたい45分ですね(笑)。

でも、それ以前に、何ヶ月も、
この曲について話し合っています。

それから、私自身がこれまでに
2人の娘たちを置いてツアーに
出たり、子どもたちを
寝かしつけるために子守唄を
自作したりしていますから、
個人的な何年分もの経験も
込められています」。


■「真心で書いた楽曲は人々の
心にも伝わる」

『アナと雪の女王』に続き、
『リメンバー・ミー』でも
映画も主題歌も世界中で大ヒット。

子どもの心をつかみ、
大人にも響く名曲を生む
秘けつは何か。

クリステン
「自分たちの中にある
本当の真心で書いた楽曲には、
そういう気持ちがすべて
歌にすり込まれ、
その感情が音楽の中に伝わり、
人々の心にも伝わるのでは
ないでしょうか。

私に言えるのはそれくらいの
ことです。

実際、私たちは
『リメンバー・ミー』を
手掛けた時、私たち自身が
2人の娘に別れを告げる時、
彼女たちが巣立つ時、
または、私たちがいつの日が
別の世界
(それがどこであるにせよ)へと
旅立つ時にも、娘たちと
心でつながり続けていたいと
いう思いからこの曲を
書いたことは確かです。

娘たちが心に抱き続け、
私たちとつながっていると
感じ続けられる曲になるように、
私たちは『リメンバー・ミー』を
書きました。

そして、この曲を
ロバートのお母さんの
お葬式でも歌いました。

彼女は昨年8月に
亡くなりましたが、
私たちにとってこの曲は
大きな癒しになっています。

彼女とつながり続けていると
思えるすべとして。

ですから、悲しみや喪失を
味わっている人たち、
または、家族と疎遠になって
いることに後ろめたさを
感じている人たちが、
この曲に共感を抱いてくれたら
うれしいです。

音楽を使って自分の中にある
愛情を生かし続ける歌ですから」。


映画が公開されてから、
夫妻のもとにはさまざまな反響が
届いているという。

クリステンは
「ツイッターを通して、
ちょうど叔母さんの葬儀を
終えたばかりという人や、
週末に父親の葬儀を
終えたばかりという人から、
お葬式で『リメンバー・ミー』を
歌ってとても癒しになった、
故人との心のつながりを
感じるのに役立った、
といった報告をたくさん
いただいています。

どこかの誰かが私たちの歌で
気持ちが楽になっていること、
私たちが世に出したものが
人々の助けになっていること、
それは私にとって、
とても意味深いことです」。


ロバートは
「私が思うに、
『リメンバー・ミー』は、『
レット・イット・ゴー』
よりもささやかな歌です。

素朴な短い歌ですが、
どうやら人々に心的なインパクトを
与えているようですね。
『あの映画を観ていて、
君たちの歌のところで
泣いてしまったよ』と
言ってもらえることが
何よりもうれしい。

なぜなら、映画に使われるための
歌で一番大切なことは、
その曲がいかにその映画に
役立っているかであって、
必ずしも、その歌だけが
目立つことではありませんからね。

それにしても、
『リメンバー・ミー』の
ような一つの歌曲で物語を紡ぎ、
サプライズまで担っている映画を
私はほかに知りません」と
話していた。


歌うキャラクター、シーンに
よってさまざまな“思い”を
語りかけてくる
「リメンバー・ミー」。

日本語吹き替え版では、
主人公の少年ミゲル役の
13歳の石橋陽彩が素晴らしい歌声を
披露しているほか、
ヘクター役の藤木直人、
イメルダ役の松雪泰子、
デラクルス役の橋本さとしが
「リメンバー・ミー」を
歌っている。

日本版エンドソングを歌う
シシド・カフカ feat.
東京スカパラダイスオーケストラの
バージョンも含めて、
歌曲にも注目して観てほしい。

ORICON NEWS更新日:2018/03/25


https://gunosy.com/articles/RCHsM



ORICON2018/03/12 に公開


アナ雪新曲「あなたといるだけで」を
神田沙也加と松たか子が歌う!
新作短編『アナと雪の女王/
家族の思い出』本編映像



『リメンバー・ミー』との同時上映、
22分の新作
『アナと雪の女王/家族の思い出』。

アナ役神田沙也加、
エルサ役松たか子声優続投!

“家族の絆”を姉妹が歌う!
新曲「あなたといるだけで」
日本版歌唱シーン解禁。

<ストーリー>

長く閉ざされていたお城の門が
再び開かれて初めて迎えるクリスマス。

アナとエルサはアレンデール王国
すべての人をパーティに招く。

しかし、集まった人々は皆、
早々に帰ってしまう――
それぞれの家族に受け継がれた
クリスマスを過ごすために。

自分たちには伝統がないことに気づいた

ふたりのために、オラフが一念発起!

“伝統”を探す旅に出るが…。

★『リメンバー・ミー』
監督:リー・アンクリッチ
共同監督:エイドリアン・モリーナ
製作:ダーラ・K・アンダーソン
原題:COCO

★『アナと雪の女王/家族の思い出』
監督:ケヴィン・ディーターズ&
スティーヴ・ワーマーズ=スケルトン
製作:ロイ・コンリ
原題:OLAF’S FROZEN ADVENTURE

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved. /
(c)2018 Disney. All Rights Reserved.

公式サイト:disney.jp/Remember-me

『リメンバー・ミー』 同時上映
『アナと雪の女王/家族の思い出』
2018年3月16日(金)全国公開

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