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NHKの人気番組「ブラタモリ」100回“3人のキーマン”語る舞台裏 番組制作はタモリとの「攻めぎ合い」 [「ブラタモリ」]

NHKの人気番組「ブラタモリ」
100回“3人のキーマン”語る舞台裏 
番組制作はタモリとの「攻めぎ合い」

「ブラタモリ」3.GIF
「ブラタモリ」第4シリーズに出演する
タモリ(左)と近江友里恵アナウンサー
(C)NHK
タモリ(72)が街を
ぶらぶら歩きながら
歴史や魅力に迫るNHKの
人気番組「ブラタモリ」
(土曜後7・30)。

2015年4月11日に
レギュラー放送として復活した
新シリーズが24日の放送で
100回目のオンエアを迎える。
スタッフの入念な下調べによる
丁寧な番組作りと、
専門家をもうならせるタモリの
博識ぶりが人気の秘けつ。

16年には測量・地図への
関心を高めることに功績が
あったとして、制作スタッフが
国土地理院から「測量の日」
(6月3日)の功労者に選ばれた。

記念すべき100回目の放送を前に、
同番組が誇る“3人の
キーマン”、
チーフ・プロデューサーを
務める中村貴志氏、垣東大介氏、
チーフ・ディレクターの
石原謙一郎氏に番組の舞台裏を
聞いた。

◆100回目は“通過点” 
近江アナのラストにタモリも寂しさ

――第4シリーズが
「♯100宮崎」でついに
放送100回目を迎えます。
率直なお気持ちを教えてください。

中村氏「正直あまりそういったことは
考えずにやってきましたが、
“よくやったな”という感じは
ありますね。100回目のロケで
タモリさんにその話をしたら
『ああ、もう100回もやったんだね』
と感慨深そうでした。
でも、100回目の放送だからといって
深い意味はなく、通過点と考えています」

――100回目の放送をもって
16年4月からアシスタントを
務めた近江友里恵アナが卒業ですね。

垣東氏「100回目のロケは
近江アナが最後だったので、
タモリさんにとってはそっちのほうが
大きかったかもしれないですね」

石原氏「タモリさんも寂しそうに
していましたね。
番組で神社を訪れるのが恒例に
なっているんですが、
毎回タモリさんがお決まりのように
『近江ちゃん貸して』と
お賽銭を借りるんです。
距離感の近い2人が
ほほ笑ましかったですね」

◆台本なしの“リアル・ドキュメンタリー”
 ロケバス降りて30秒で撮影開始

――北は北海道から南は沖縄まで
日本全国の都市を訪れてきましたが、
毎回行き先はどうやって決めている
のですか?

中村氏「行き先は“タイムリーな場所”を
選ぶようにしています。
『♯3金沢』
(15年4月25日放送)は
北陸新幹線が開通したタイミングで、
『♯40伊勢神宮』
(16年6月4日放送)は
ちょうど伊勢志摩サミットが
あった時期でした。

あと『♯16軽井沢』
(15年8月29日放送)は
避暑地なので暑い時期に。

見た人がその現場を
旅してみたいと思うような
タイミングで放送していますね」

垣東氏
「タモリさんがどこかに
行きたいからといった理由で
場所を決めているわけではないんです。

むしろ、タモリさんも
行ってみないと何も分からない
状態でロケに行って
もらっているんですよ」

石原氏
「タモリさんには事前に
行く町くらいしか伝えていないんです。
前日にその町に行って、朝になって
ロケ地点に連れて来られて
『お、今日はこういうことか!』と
初めて内容を知る、といった感じです。

段取りの確認などもないので、
ロケバスを降りて30秒後ぐらいには
カメラを回し始めています」

垣東氏
「だからタモリさんは毎回
“今日は何のテーマだろう”と
推理しています。

冒頭でよく“あ、違ってた”とか
“ほとんど当たってた”といった
話をしていますよね。

タモリさんご自身にも番組を
楽しんでいただけていると
思っています」


中村氏
「タモリさんのリアクションは
作られたものではなく、
本音なんですよね。
そういったドキュメンタリーの
ようなところも、
番組が生き生きとしている
理由なのかもしれません」

◆下準備に2カ月番組づくりは
博識・タモリとの“攻めぎ合い”

――やはりタモリさんの博識ぶりに
驚かされることは多いですか?

一同「毎回ですね」

中村氏「制作陣はおよそ2か月前から
下調べをして、
“これはさすがにタモリさんも
知らないだろう”と思って
番組の流れを組み立てるんですけど、

“おお、それも知っていたのか”と
毎回驚かされます。

もちろんご存じじゃないことも
ありますけどね。

ういったところの攻めぎ合いを
我々も楽しんでいます」

◆ロケ番組ならではの苦労 
天候に泣かされることも…

――ロケ番組ならではの苦労も
あったのではないでしょうか?

中村氏
「最初の頃はよく天候に泣かされました。
この番組は天気が大事な番組なんです。
100回目のロケは
『なぜ宮崎は“南国リゾート”になった?』
というテーマなのですが、
雨が降って傘をささないと
いけなくなったらどうしようかなと
ヒヤヒヤしていました」

垣東氏「『♯50富士の樹海』
(16年10月15日放送)など、
天候が良くないとロケが成り立たない
回もあるんです。

あと『♯5鎌倉』
(15年5月9日放送)は、
春先なのに雨が土砂降りで
ものすごく寒かったんですよ。

ロケが4月上旬だったので
花見のお客さんで
混雑していたらどうしようと
思っていたら、土砂降りの
大雨でほとんど人がいなかった
こともありました」

石原氏「『♯1長崎』
(15年4月11日放送)も
寒い季節だったから暖かい
九州を選んだのに小雪が降ったり、
『♯33那覇』
(16年3月5日放送)で
沖縄に行ったときも
観測史上何十年ぶりの
雪が降ったんですよね」

中村氏「『♯43会津』
(16年7月2日放送)と
『♯44会津磐梯山』
(同7月16日放送)の時は、
天候の影響でロケの順番を
入れ替えたりしましたね。

やはり、雨が降ると山に
登れないので。
そういったこともあって
ロケの1週間前からずっと
天気予報をチェックしています」

垣東氏
「天候でロケが変更になったことは
ありますけど、タモリさんの
体調不良などで中止に
なったりしたことは一度もないですね」

石原氏
「本当にお元気ですよ。
山道もサクサクと登っていきますし」

◆今後は47都道府県制覇へ 
独自の視点で謎解き明かす

――100回目以降の展望や、
視聴者へのメッセージをお願いします。

中村氏「まずは“全県制覇”ですね。
まだ行けていない県もありますし、
そういったところから来てほしい
というお話もあります。
我々にとっては100回のうちの
1回かもしれないけど、
地元の人にとっては特別な
1回だと思うので、毎回“特番”を
つくるような気持ちで取り組んで
いきたいです」

垣東氏
「いろいろな場所に行って、
この番組ならではの視点で、
地元の人も知らない町の秘密を
解き明かしていきたいです」

石原氏
「タモリさんが
『日本の地形や地質は面白い』と
常々おっしゃっていますが、
本当に訪れる先で必ず面白いことを
発見できるんです。

我々も手応えを感じているので、
これからも楽しみにして
いただけるとうれしいです」



スポニチアネックス3/24(土) 8:00配信

最終更新:3/24(土) 14:57

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180324-00000065-spnannex-ent

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