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電撃卒業の生駒里奈から見る“接触商法”の功罪 アイドルの「働き方改革」が必要に? [アイドルの「働き方改革」が必要]

電撃卒業の生駒里奈から見る
“接触商法”の功罪 アイドルの
「働き方改革」が必要に?

電撃卒業の生駒里奈から見る.GIF
乃木坂46を卒業することを発表した生駒里奈
(C)ORICON NewS inc.


今、日本のアイドルたちの
働き方が問われている。

ももいろクローバーZの
有安杏果が1月15日に
卒業発表をすると、

1月31日には乃木坂46の
生駒里奈が同グループからの
卒業を発表。

昨年は、でんぱ組.incの
最上もがが体調不良を
理由に脱退、

AKBグループでも
HKT48の兒玉遥、
AKB48・チーム8の
早坂つむぎ、
乃木坂46の北野日奈子らが
相次いで休業を発表。

いまなぜ、アイドルたちの
休養・卒業が連鎖しているのか、
その要因を考える。

■24時間、私生活のすべてが
仕事に!? 今も昔もアイドルは
ストレスとの戦い

今昔を問わず、
トップアイドルともなれば
寝る時間もないほど忙しいと
いうのは基本認識だ。

1970年代後半の
モンスターアイドルデュオ・
ピンクレディーは
「1日の睡眠時間は多くて1時間半」、
「忙しすぎて当時の記憶が
スッポリ抜けている」と振り返った。

80年代の伝説の高視聴率歌番組
『ザ・ベストテン』(TBS系)では、
アイドルが海外や地方に行って
スタジオに来られない場合、
移動中の新幹線や駅のホームで
歌を中継するといったシーンが
よく見られたが、
当時のアイドルの忙しさを
象徴する映像だと言えるだろう。


そんなかつてのアイドルたちは、
まさに“選ばれし者”の
代表でもあった。

ファンにとって手の届かない
“神聖”な存在であり、
ファンとの距離が遠ければ
遠いほど後光もさし、
プレミア感があったのも事実。


ところがおニャン子クラブ登場以降、
アイドルは“一般人化”し、
1990年代のアイドル冬の時代を
経た後は、“会いに行けるアイドル”
としてAKB48が誕生。

アイドルは手の届かない
神聖なものから、
“すぐに会える”親近感が
沸く存在へと変化した。


では、今のアイドルたちが
忙しくないのかと言えば、
そんなことはない。

初のドラマ単独出演を果たした
乃木坂の生駒は1月25日、
自身のブログで
「毎日心が千切れるくらいです」
と明かし、
「1個の事に集中したら
結構いい感じになる人なのですが、
それだけじゃダメだってのも
わかってるのですが、
天才に生まれてないからさ、
これは時間かかるのですね」と
演技に対する不安や葛藤を
露わにした。

実際、アイドルたちは歌や
ダンス以外に演技力や
バラエティ番組での対応力など、
様々なスキルを求められている。


しかも自身のSNSなどの
更新に関しても、自分という
“商品”をPRするための仕事で
ある要素が強い。

今も昔もアイドルになる以上は、
様々なストレスと向き合わなければ
ならない。

■アイドルの生命線となった「握手会」、
だが精神的な疲弊は限界に!?

現在日本には、地下アイドルを
含めればアイドルグループの数は
4000組以上とも言われる。

もはや誰でもアイドルを
名乗れる時代であると同時に、
アイドルを辞めることへの
精神的なハードルも低くなった。

そのため、彼女らに
“アイドル然とした覚悟”を
求められる時代でもなくなった。

ただし、この“アイドル戦国時代”を
勝ち抜き、TVや雑誌で日の目を
浴びるのは並大抵のことではない。

そうした中、アイドルが
生き抜いていくために
産み出したのが“接触商法”だ。


“接触商法”とは、
アイドルと直接触れ合えることを
ウリにするイベントや商品の
ことを差し、代表例としては
「ハイタッチ会」、
「握手会」、
「ツーショットチェキ」
などがある。

事実、日本のアイドルシーンを
牽引するAKBグループにとって
「握手会」はファンと
メンバーを繋ぐ大切な行事と
なっている。

AKBクラスともなれば
「握手会」に10万人が
集まることもあり、
運営側にとってもCDや
グッズの売上を得るための
ビジネスとして欠かすことの
できないイベントとなっている。

しかし、アイドル側の立場に
なってみると別の側面が見えてくる。

握手会では数千人の見ず知らずの
相手と握手をしなければならず、
精神面・体力面での負担が
大きいことは容易に想像できる。


NMB48の山本彩は自身が
出演したドキュメンタリー映画で
“9時間”対応したと語るなど、
「握手会」の長時間対応も常態化。

実際、テレビ番組の相談コーナーで
HKT48・草場愛は「男性が怖い」、
「握手会が嫌」といった悩みを
指原莉乃に打ち明けたことも。

ファンとアイドルが触れ合える場
として認識される「握手会」では、
グループ内での人気が如実に
分かってしまうプレッシャーや、
アンチが“説教をする”、
“罵声を浴びせる”などの
問題もあるという。

卒業を発表した乃木坂・生駒も
アンチからの攻撃に悩んで
いたとされ「握手会」も
休みがちだったという。

2017年8月1日の公式ブログで
生駒は「握手会、欠席してしまい
すみませんでした。

皆さんの優しさや、期待に
応えられる状態ではなかったのです」
とコメント。

さらに「アイドルだけど、
根っこは普通の人なんだ」と
苦しい胸のうちを明かしていた。

だが、会場でアイドルたちが
疲れた顔を見せたり、
塩対応でもしようものなら、
SNSでファンたちに
叩かれたり炎上してしまうのが
現状なのだ。

さらに、2014年にはAKB48の
メンバーふたりが「握手会」の
最中にファンにノコギリで
襲撃される事件が発生。

昨年も欅坂46の握手会の会場で
発煙筒が焚かれる騒ぎが
起きている。

いくらセキュリティを強化する
と言っても、10代や20代前半と
いう人生で一番多感な時期の
女性にとって、「握手会」を
代表とする“接触商法”が
与える心理的負担は
はかりしれない。

事実、川栄はこの事件の
影響でAKBを卒業。

「去年の事件があって、
握手会に出られなくなって。
AKB48は握手会を大事にしてるけど、
私は出られないし、
これからも出られることはないし…」
と、AKB=握手会という現実と
向き合い悩んだことを明らかにした。

■ハグ会、抱っこ会、過激化する
“接触商法”の是非

ところが、“接触商法”において
「握手会」、
「ハイタッチ会」、
「チェキ撮影会」などは
まだ序の口で、
アイドルとハグができる
「ハグ会」や、
直接抱っこできる
「抱っこ会」など、
より過激さを売りにしている
”接触商法”もある。

ブレイク前のももいろクローバーも
「抱っこ会」や「ハグ会」を
行っていたのは周知の事実。

地下アイドルから飛躍した
でんぱ組も、ブレイク前は
“接触商法”に頼らざるを
得ない時期が長く続いていた。

もちろん、ブレイク後にこうした
“接触商法”を少なくしていく
グループもあるが、AKBやハロプロを
はじめ、多くのアイドルグループが
こうした手法に頼らざるを
得ない状況が長く続いている。


過激化する“接触商法”については
アイドルファンの間でも議論に
なっており、ブラックマヨネーズの
吉田敬は、過激化する“接触商法”
について「握手会とか一切なく、
歌とダンスで勝負やって
方向にはならないのか?」と
TV番組で問題提起。

ネット上でも近頃の
アイドル卒業の動きをうけて
議論が活発化。

「接触商法で稼ぐのが長続きする秘訣」、

「接触商法今すぐやめろと思う」、

「接触商法とかでアイドルの
イメージが悪くなった」、

「接触商法の何が悪いんだ」
と賛否両論の意見が交わされている。

運営側にもファン側にも
メリットの大きい「握手会」だが、
“接触商法”のあり方について
見直す時期にきているのかも
しれない。

一連のアイドルたちの
卒業・休業劇の増加は
アイドルたちが自身の
働き方について“限界”を
示したサインと見ることもできる。


「握手会」に限らずアイドルと
ファンが触れ合うイベントは、
参加するアイドルたちの
心と体のバランスに十分配慮した
企画でなければならない。

今後、アイドル業界が
“ブラック”と
敬遠されないためにも、
過激化する“接触商法”や
労働環境について、
立ち止まって考える
良いタイミングなのでは
ないだろうか。


オリコン 2/2(金) 8:40配信

最終更新:2/2(金) 9:53

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180201-00000336-oric-ent

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