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日本球界復帰の選択肢は無しか。 イチローが目指すメジャー18年目。 [イチローが目指すメジャー18年目]

日本球界復帰の選択肢は無しか。
イチローが目指すメジャー18年目。

イチロー10.GIF
最終戦後にチームメイトに笑顔で挨拶するイチロー。
“レジェンド”がチームで慕われていたことが
伝わってくる。

マーリンズのデレク・ジータ
CEOは3日、球団が持つ
イチローとの来季契約の
選択権を行使しなかった。

これにより、イチローは
日米全球団が獲得可能な
フリーエージェントの
選手となった。

想定内の結論とも言えた。

ヤンキース時代に2年半を
ともに戦い、選手として
多くの価値観を共有した
ジーター氏とイチロー。

日本的な“情”の精神で
考えれば選択権行使も
イメージできたが、
ビジネスサイドで割り切れば、
チーム再建に舵を切る
最高経営責任者が44歳との
契約を更新するとは
考えにくかった。

それはイチローとて想定済み。
シーズン最終戦後に彼は
こう言った。

「僕も去るかもしれない。
それはわからないからね。うん」

とは言うものの、
ワールドシリーズ終了後4日以内の
選択権行使はなくとも、
マーリンズとの再契約の
可能性は残るとも考えられた。

2月のキャンプインまで
チーム編成は流動的と
なることが多い。

そのために再契約の余地を
残しておくのではないか。

だが、そんな甘い期待は
すぐに消え去った。

マーリンズは主力を軒並み放出予定。

マーリンズが公式ツイッターで
ハイライト動画を投稿し
「Thank you,Ichiro」と
感謝の言葉を添えれば
マイアミの地元紙も続々と
速報記事を掲載した。

マイアミ・ヘラルド紙が
「さらばイチロー。
マイアミはベースボール・
レジェンドと別れを告げる」の
見出しで報じ、
サンセンチネル紙は
「マーリンズは2018年に
イチローを呼び戻さない」と
展開した。

オフの市場動向に関係なく、
マーリンズは再契約の
意思がないことをはっきりと示した。

それも仕方のないことと感じる。

赤字脱却のために、
若手主体への切り替えを決断。

周知の通りマーリンズは、
本塁打と打点の二冠王に
輝いたジアンカルロ・
スタントンに加え、
今季自身2度目のシーズン
200安打を放った正二塁手の
ディー・ゴードン、
三塁手のマーティン・プラドの
3選手をトレードで放出する
方針を固めている。

赤字が続く球団経営からの
脱却には、選手の年俸総額削減は
新経営陣にとって大命題。

来季も現有戦力を保持した場合、
総年俸は1億4000万ドル
(約159億6000万円)にもなる。

今季の球団総収入はある関係者に
よれば、7000万ドル
(約79億8000万円)にも
満たないと言う。

ジーター氏が最高経営責任者に
就いたことで今季以上の増収も
予想できるが、さすがに
収入が倍増するとも思えない。

新経営陣は来季総年俸を
9000万ドル(約102億6000万円)
まで下げる結論を出し、
3選手のトレード案が具現化した。

スタントンが2500万ドル(
約28億5000万円)、
ゴードンが1000万ドル
(約11億4000万円)、
プラドが1400万ドル
(約16億3550万円)。

合計で4900万ドル。

この3人の放出は
年俸総額9000万ドルの
削減に直結する。

ジーターCEOは、3年から5年先を
見据えているのでは!?

そしてもうひとつ見えてくるのが、
交換要員はマイナーの若手有望
株になると言うことだ。

3選手の見返りに実績のある
選手を獲ろうとすれば、
予算には収まらなくなる。

ジーターCEOは未だ具体的な
チーム再建策を表明していないが、
状況から推測するに3年から
5年先を見据えたチーム
再建を考えているのではないか。

44歳のイチローと
新生マーリンズの間では、
価値観が一致しなかった。

残念でならないが、
これが事実であろう。

日本球界への復帰は
選択肢として持っていない。

今後イチローは日米を含めた
全球団と交渉が可能となるが、
イチローは日本球界復帰の
選択肢は持っていない。

メジャー球団からの
オファーだけを待つ覚悟でいる。

米国では全球団の編成責任者が
集まるGMミーティングが、
13日(日本時間14日)から
フロリダ州オーランドで始まる。

12月10日からは全関係者が
集まるウインターミーティングも
控えている。

オフの動向が活発化しだす
時期となるが、控え選手の
立場となるイチローの
名前が市場に出てくるのは
おそらく年明けとなるだろう。

3年前、イチローとマーリンズの
契約が決まったのは1月末だった。

今回もその時と同様、
それ以降にずれ込む
覚悟さえも持ち、
イチローはメジャー
18年目の来季を目指す。

Number Web

笹田幸嗣
Koji Sasada


posted2017/11/07 11:30


http://number.bunshun.jp/articles/-/829235
http://number.bunshun.jp/articles/-/829235?page=2
http://number.bunshun.jp/articles/-/829235?page=3


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