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南果歩ドラマ『定年女子』出演辞退も考えた…脚本家 田渕久美子さん明かした正念場 [南果歩『定年女子』出演辞退も考えた]

南果歩ドラマ『定年女子』出演辞退も考えた…
脚本家 田渕久美子さん明かした正念場


田渕久美子.GIF

私のような脚本家ではなくても、
女性の人生とは
『自分のシナリオをつくること』
なのだと思います。

悩みやピンチを迎えたときに、
『自分をいちばん大切にする』
ことができる女性は、
たとえいつ命を終えても
『悔いなき人生だった』と
胸張って言えると思うから……」

こう話すのは、放送を重ねるごとに、
50代女性を中心に共感の声が
増している人気ドラマ『定年女子』
(NHK・BSプレミアム)の脚本家で
ある田渕久美子さん(58)。

田渕さんは、これまでにも
大河ドラマ『篤姫』や『江』など、
数々の名作を手掛けてきた。

『定年女子』で久々の主演を
務めているのは女優の南果歩(53)。

商社の管理職を務めていたものの
「役職定年」
(=役職がなくなること)を
言い渡され退社し、
再スタートを切った深山麻子を
演じている。

長女・葵は「デキ婚」して出産。

夫・聡と離婚してシングルの麻子は、
53歳の若いおばあちゃんとなる。

人生が動き出す麻子は、なんと
「23歳年下」の商社マン・町田啓太に
見初められ、3カ月の
「交際お試し期間」に突入する。

そんな話題のドラマ『定年女子』の
制作秘話を田渕さんが明かしてくれた。

「ドラマ『定年女子』の主人公・麻子は、
19年前の夫の不倫が許せず離婚し、
シングルマザーとして過ごします。

その撮影を前に、意気込んでいた
南果歩さんだったのですが……」

そんな南を襲ったのが、
「夫・渡辺謙の不倫報道」だった。

「撮影に入る前、彼女は本当に
暗い顔で元気がありませんでした」

南は報道があった今年3月以降、
公の場に姿を見せず沈黙を
貫いていた。

彼女にとって、
それは一時「出演辞退」も
考えたほどの大きな
“アクシデント”だった。

田渕さんは冷静にその悩みを受け止めて、
南に次のようなアドバイスを
送ったのだという。

「このドラマをやるために、
これまでもいろいろな経験が
あったんじゃないの? 

この役は絶対にあなたしかできないし、
後のことは、撮影が終わったら
考えればいいじゃない。

そう、きっと撮影が終わったら、
あなたは変わっているはずだから!」

そう伝えると、うつむいていた南は
フッと顔を上げて、
「あっ、そうか!」と口にしたという。

「そのとき、彼女に何かが
ひらめいたんでしょうね。
『やろう』と決意したような
強い表情が印象的でした」

そしてクランクインすると、
田渕さんの“予言”どおり、
南はみるみるうちに、
麻子という主人公に
なりきっていったという。

「撮影が進むにつれて、
表情がどんどん明るくなっていって……。

『南果歩』という俳優さんが
『変化していく姿』を間近で
見させていただくことができました。

まさに、南さんは夫でも誰でもない、

『自分を中心にすること』がこのとき
からできるようになったんでしょう。

あのとき、出演をあきらめないように
勧めて、本当によかったと思っています」

「南果歩」というひとりの女優の
“危機”を救った田渕さんは、
ドラマ制作中のことを
振り返ってこう続ける。

「クランクアップしたあとの南さんは、
本当に吹っ切れた感じの笑顔でした。
とてもきれいでしたね」

今回の騒動について、
南は「私の人生の一ページだったと
笑顔で語れるような“腹のくくり方”
ができた」と言えるまでになったという。

田渕さんは『定年女子』に
込めた思いを次のように語る。

「仕事、夫婦&男女関係、子育て、
子離れ、親の介護……。
50代女性はさまざまな問題を
抱えています。

そこで起きるトピックスをちりばめた
理由は、
『女が持つ独特の直感を家族の
ためだけに費やさないでほしい』=
『自分を最優先に生きてほしい』と
いう私の願いがあったからなんです」


女性自身8/25(金) 6:03配信

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170825-00010000-jisin-ent



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