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長澤まさみの仕事論「自分にどれだけプレッシャーをかけられるかが勝負」 [長澤まさみの仕事論]

長澤まさみの仕事論
「自分にどれだけプレッシャーを
かけられるかが勝負」

長澤まさみ6.GIF
最新出演作の映画『追憶』撮影秘話や女優の仕事への
モチベーションについて語った長澤まさみ 
撮影:RYUGO SAITO (C)oricon ME inc.


12歳で芸能界デビューし、
その後は数々の話題作に
出演するなど着実に
女優としてのキャリアを
築いてきた長澤まさみ。

最新出演作となる5月6日公開の
映画『追憶』では、岡田准一演じる
主人公・四方篤の妻・美那子を
繊細に演じている。

「自分の限界を決めたくない」と
語る長澤に、今作の撮影現場で
感じたことや女優の仕事への
モチベーションについて話を聞いた。

■長い時間をかけて関係性を
育てていくのが「家族」

『駅STATION』や
『鉄道員(ぽっぽや)』など
日本映画を代表する作品を
世に送り出してきた監督の降旗康男と
キャメラマンの木村大作。

最新作『追憶』では、
主演に岡田准一を迎え、
共演に小栗旬など豪華俳優陣が集結。

かつて親友だった男達が
刑事・容疑者・被害者として再会する。

その3人は25年前に起きた
出来事である共通の秘密を抱えていた。

愛する妻にすら話せない秘密を
持つ刑事の四方篤(岡田准一)の
苦悩を体現するキーパーソンとして、
長澤まさみが妻の美那子を演じる。

役を通して感じた
“夫婦の関係性”に
ついて語ってくれた。

「篤と美那子の夫婦関係は終りつつ
ありますけど、それでも美那子は
篤に対して好きだという感情を
持ち続けていたのではないかと
思いました。
“好き”という感情をどうやって
篤に伝えたらいいのか、
その方法がわからずに
息詰ってしまっている。
そういう部分をしっかりと
表現できるように意識して演じました。

劇中で、なかなか思いを
伝えてくれない夫の篤が、
とあることで美那子を頼るという
シーンがあるんです。

きっと美那子はこの瞬間をずっと
待っていたんじゃないかなと。

篤と美那子のような不器用だけど
人間らしい夫婦の関係性に
憧れを抱いたり、懐かしい気持ち
にもなりました」

「長い時間をかけてお互いの
関係性を育てていくのが夫婦であり
家族だと思うので、
ある日突然終わらせるなんて
できません。
夫婦は終わらせようと思えば
できますけど、“家族”は
簡単に終わらせることはできないはず。
それぐらい“家族”というのは
特別な関係なんだと今作を
通して改めて感じました。
どこか心の深い部分で繋がっているのが
夫婦なのかなと。
私だけじゃなく観客の方にも、
篤と美那子の姿を通して
そんな風に感じて頂けるのでは
ないかなと思います」

■どれだけ自分にプレッシャーを
かけられるかが勝負

キャメラマンの木村は多重キャメラを
使って異なる角度から一気に
撮影するという手法を好むため、
長澤も “全神経を使って”挑んだ。

ところが意外にも気負いの
ようなものは感じなかったそう。

「自分で準備してきたものだけではなく、
監督が求めるものに応えていくことは
私にとって勝負でしたし、
とても緊張感のある現場でした」と
笑顔で語る長澤。

勝負という言葉から、
プレッシャーを楽しめる
タイプなのか問いかけてみた。

「自分の限界を決めたくないんです。
芸能界で、旬が終わったら使いものに
ならない、という話もある
かもしれませんが、
でもその人の人生が終わるわけじゃない。
自分と付き合っていくのは
自分だから、自分のことを
諦める人間にはなりたくないです。

乗り越えたいと思えるような
作品にはどんなに大変な役柄でも
チャレンジしていきたい。

プレッシャーに押しつぶされそうに
なった時期を経験してきた
今だからこそ、そう思えるの
かもしれません」

「どんなにプレッシャーを与えられて
「大変な仕事だ」と言われても、
お受けした以上はやるしかない。

でも、出たとこ勝負の仕事は
したくないので、きちっと向き合いたい。

今は完璧を求めすぎても
しょうがないと思えるように
なってきました。

自分を追い込んで完璧を求め
過ぎるのではなく、
丁寧にきちんとお仕事と
向き合っていきたいです」

ストイックだが、
余白を残してやるべきことと
向き合うのが長澤まさみ流の仕事術だ。

■世の男女への激励メッセージ
「無駄なプライドは捨てたらいい」

「男性への激励メッセージとしては…
『お互いに責めるのはやめよう』って
いうことですね(笑)。
女性が働くようになって、
“男性の後ろに一歩下がって”って
いう時代に比べると女性の発言が
強くなってきています。

でも、それは誰のせいでもない。

男性とか女性とか関係なく、
誰しもが自分の立場から
見た正義がある。

ですが、自分の意見が絶対に
正しいというわけでもない」

「私も『なんでこんなに我が
出て来ちゃうんだろう…』って
自意識に苦しむ瞬間はありますけど、
それは社会に出れば自然と
身に付いてしまうものだから
仕方ないこと。
それならば、無駄なプライド
なんて捨てたらいいんじゃないか
なって(笑)。

自分をちゃんと客観的に見る
心を持って、純粋に、
自分がやらなければいけないことを
追求できるといいですよね」

最後に、人生を楽しむコツを
語ってくれた。

「人生は長いので、
失敗してもいいから良いことも
悪いことも全部受け止めて
穏やかに生きていきたいです。

仕事もプライベートも毎日の積み重ね。

スキップ(飛び級)はできません。

できた気になったり、
自分の限界とかを信じすぎるのも
よくないですよね。

毎日の自分を楽しむことを
大切にしています」

オリコン 5/6(土) 8:30配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170504-00000320-oric-ent

繊細(せんさい)とはものの形が細くて
小さくかつ優美である様子、
転じて感情などが細やかな様子を表す。


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