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佐藤仁美の強烈過ぎる存在感 NHKの朝ドラも5作出演の“常連” [朝ドラ“常連”佐藤仁美の強烈過ぎる存在感]

佐藤仁美の強烈過ぎる存在感 
NHKの朝ドラも5作出演の“常連”

佐藤仁美.GIF
“豪快キャラ”でバラエティでも重宝される
佐藤仁美 (C)ORICON NewS inc.

昨年の『とと姉ちゃん』、
4月よりスタートしたNHKの朝の
連続テレビ小説『ひよっこ』にも、
自身5作目の朝ドラとして
出演する女優・佐藤仁美の存在感が
際立っている。

『ひよっこ』では、
レストラン『すずふり亭』の
ホール係役で、無愛想で若い女性を
勝手にライバル視する“癖”があり、
とにかく“良い女”に厳しいという
役どころ。

佐藤といえば、
かつては“清純派ヒロイン”と
して数多くの作品に主演を果たしたが、
近年はバラエティ番組でのぶっちゃけ
発言が話題となり、
“大酒飲みのおばちゃん”キャラも
すっかり定着。

女優としてマイナスイメージに
なるどころか、しっかりと役柄に
還元している点も彼女の強みと
なっているようだ。

■スカウトキャラバンの頂点に立った
王道の清純派も“天狗”になり仕事激減

若い視聴者はご存じないかもしれないが、
佐藤は1995年に
『ホリプロタレントスカウトキャラバン』
でグランプリを獲得。

“王道の清純派女優”として鳴り物入りで、
芸能界に鮮烈デビューした。

同賞は、佐藤の翌年に深田恭子が
戴冠しており、以降も石原さとみ、
足立梨花、小島瑠璃子などを
輩出するなど業界屈指の
名門新人発掘オーディションとして
名を馳せているだけに、
当時から彼女の注目度は非常に
高かったのだ。

そうして女優デビューした佐藤は、
今なお“伝説の名ドラマ”として
語り継がれる『イグアナの娘』
(テレビ朝日系)で
主人公・菅野美穂の親友役を好演。

さらに、ドラマ『ビーチボーイズ』
(フジテレビ系)では広末涼子の
親友役を演じ、
“ヒロインの親友役ポジション”で
知名度を上昇させる。

そしてついに1997年、佐藤は
映画『バウンス ko GALS』では
主演を果たす。

当時一世を風靡した
“子ギャル”役を演じて、
渋谷を“アムラーファッション”で
闊歩していたギャルからも
一目置かれる存在に成長。

さらには演技面も高く評価され、
同映画で、ブルーリボン賞の新人賞、
キネマ旬報新人女優賞、
翌年のヨコハマ映画祭の
最優秀新人賞と、
新人賞を“総ナメ”したのだった。

まさに人気が
“バウンス(跳ね上がる)”して、
一足飛びでスターダムにのし上がった
佐藤は多忙を極める。

すると、やはり出てきてしまうのが
若気の至りで「天狗になっていた」と、
佐藤自ら昨年放送の
『今夜くらべてみました』
(日本テレビ系)に出演して
当時を振り返っている。

衣装にピンマイクが付いていて、
音声スタッフに聞こえることが
分かっていながら、
「どうして誰もお茶持ってこないんだ!」
と言い放つような、かなりの悪態をついて
いたことを暴露している。

そのためか、20代後半からは仕事が激減。

「今まで態度が悪かったから」と
佐藤は反省し、そこから態度を
改めたことを明かしている。

■バーベキューでパンツ紛失!?
バラエティで新たな魅力を開花

清純派女優からキャリアを積んでOL役や
『大奥』の奥女中役などさまざまな役を
演じ分けるようになってきた佐藤。

だが、自ら暴露したように仕事が減り、
今度はバラエティという新たな分野にも
フィールドにも挑戦していくことに。

すると、無類の酒好きを活かして、
さまざまな番組で飲みの場での
爆笑エピソードを明かし、
爆笑をさらっていった。

『ナカイの窓』
(日本テレビ系)の
「お酒大好き芸能人」などを筆頭に、
「酒は四合は軽く飲む」
「新宿二丁目のゲイバーで自分を
キャサリンと呼ばせ泥酔」などの
大胆暴露を連発。

『しくじり先生』
(テレビ朝日系)では、
バーベキューで“野ション”して
パンツを紛失し、それでも酒を
飲みづけたという“女傑”ぶりまで
カミングアウトした。

そこまで彼女のマインドをオープンに
させたのは、足繁く通った新宿二丁目の
ゲイバーのママに影響を受けたことを
明かしている。

人に好かれることを一切気にせず、
己の道を貫いて、自由に生きている
ママの生き様に大きな影響を
受けた佐藤は
「あるがままでいいのだ」という
自己肯定感を獲得したのでは
ないだろうか。
 
その一方、“脱・天狗”を果たした
彼女は、感謝の気持ちを忘れない
女性へと成長。

4月8日放送の
『めちゃ×2イケてるッ!スペシャル』
(フジテレビ系)では、その体型から
「スタッフから長州小力と間違えられて
声を掛けられる」という奇想天外な
ドッキリを仕掛けられた。

絶句するように驚いた佐藤だが、
『めちゃイケ』だとネタばらしを
された瞬間、彼女は
「うわー! 嬉しい! 初めて出た!」
と感激。

バラエティ対応力もバッチリな、
キャッチーなコメントでスタッフに
感謝を語るまでの境地に達した。

■“素”の魅力を女優業にも還元、
女性バイプレイヤーの代表格に

バラエティで強烈なインパクトを
残しつつ、佐藤の場合、
その“素”のイメージを上手く女優
としても還元させている。

朝ドラでは、
『あすか』(1999年) 、
『ファイト』(2005年)、
『おひさま』(2011年)に続き、
『とと姉ちゃん』、
『ひよっこ』と計5作出演と、
もはや常連。

そこで演じる役柄も、教師、急病の娘を
抱える母親、戦争未亡人などと年齢に
よって演じる役柄も年相応の貫禄が
あるものへと変化していっている。

そんな彼女の演技の“転機”となったのは、
最高視聴率40%を記録した2011年の
ドラマ『家政婦のミタ』
(日本テレビ系)。

そこで佐藤は、息子を溺愛する
教育ママ・皆川真利子役を任される。

ヒステリックに怒る演技の
ハマり度合いは大反響を巻き起こし、
ロケを見に来ていた小学生に
「おい、クソババア」と
1時間ささやかれるという奇妙な経験も
したという。

だが、それは彼女の演技がそれだけの
リアリティを持っていたことの証左だけに、
一種、役者冥利に尽きる体験だったはずだ。

さらに、その皆川真利子役について、
異例の出来事も発生。

2012年放送のドラマ
『トッカン -特別国税徴収官-』
(日本テレビ系)で、作品をまたいで
同じ役で出演するという
クロスオーバー企画まで実現される。

それは佐藤のインパクトある演技が
招いたミラクルだった。

かつては天狗になり仕事が激減したが、
真剣に演技と向き合い、
自ら、縁を手繰り寄せたのだった。

『バイプレイヤーズ~
もしも6人の名脇役がシェアハウスで
暮らしたら~』(テレビ東京系)が
放送されるなど、コクのある
バイプレイヤーの存在は作品の
味わいをさらに奥深いものにさせてくれる
最高のスパイスとなっている。

女性バイプレイヤーは男性よりも
注目されづらいような印象もあるが、
今や名脇役として名を馳せるように
なった佐藤は、
ドラマ『東京タラレバ娘』
(日本テレビ系)のスピンオフ作品
『東京ダラダラ娘』(Hulu)に主演。

さらには、1月に公開された
映画『惑う after the rain』で
13年ぶりに映画主演を果たすなど、
まさに脂の乗った状態。

『ひよっこ』での佐藤は、無愛想で
若い女性を勝手にライバル視する
レストランのホール係役として、
清涼感あふれる主演女優・有村架純と
今後どんな絡みを見せるのかも
注目されている。

彼女の
“そこにいるだけで成立する”女優
としての個性は、余人をもって
代えがたい存在となりつつある。

(文=藤ノ宮士郎)

オリコン 4/14(金) 8:40配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170412-00000343-oric-ent





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