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高橋一生の魅力に屈してしまう私たち ポスト星野源か? 子役から安定の人気俳優へ  [高橋一生の魅力に屈してしまう私たち]

高橋一生の魅力に屈してしまう私たち
ポスト星野源か?  子役から安定の人気俳優へ 

高橋一生.GIF

お茶の間の人気者を
愛を込めて分析する
「西森路代の人気研究所」連載、
今回はドラマ『カルテット』で
人気上昇中の高橋一生さんに
スポットを当てます。

「ポスト星野源」とも噂される
高橋さんの活動経緯や魅力について
見ていきましょう。

現在、TBSドラマの『カルテット』と
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に
出演している高橋一生さん。

昨年も映画『シン・ゴジラ』や
フジテレビ系ドラマ
『いつかこの恋を思い出してきっと
泣いてしまう』などの話題作に
多数出演しており、
今、誰もが気になる俳優になっています。

高橋さんは、実は芸歴が長く、
子役から俳優を始め、
当時のぷくぷくとした
かわいらしい写真を、トーク番組の
『A-Studio』に出演した時に
公表していました。

22年前、映画『耳をすませば』で、
ヒロインに次ぐ役どころである
天沢聖司の声優をしていたことも、
今になって話題になりました。

その後、大河ドラマにも出演。

1999年の『元禄繚乱』を皮切りに、
現在放映中の『おんな城主 直虎』を
含めて5本の作品に出演するなど、
長年にわたっての活動があって、
今に至ります。

高橋さんが醸し出す独特の奥行き感

そんな中、高橋さん本人が転機だと
語っているのは、日本テレビで2013年に
放送されたドラマ『Woman』です。

前出の『A-Studio』で高橋さんは、
演じてきた役について次のように
語りました。

「引きこもりとか暗いとか
ネガティブな役の傾向が強かったけど、
(『Woman』で)初めて“陽”の
ほうに行けた。

こういう役をやらせてもらえるんだ
ということがあって、それ以前それ
以降で分けてます」

この『Woman』の頃から、高橋さんに
注目する人が徐々に増えてきたのでは
ないでしょうか。

ちなみに、『Woman』の脚本は、
『カルテット』や『いつかこの恋を
思い出してきっと泣いてしまう』の
脚本家でもある坂元裕二さんが
担当しています。

現在では、暗いだけではない役も多く
なりましたが、それでも、
どんな役を演じても、ほかの俳優とは
どこか違う独特な存在感が
あるような気がします。

それは何だろうと考えると、
どんな役をしていても、
「この人はどんな人生を送ったんだろう」
などと背景を思わず想像したくなるような、
人物像の奥行きを感じさせる
ところでしょうか。

もちろん、すべての役がそうでないと
いけないわけでもなく、背景を感じさせない
あっけらかんとした役も作品によっては
重要です。

でも、高橋さんの場合、そんな背景を
こちらに考えさせる奥行き感が
人気の秘密ではないかと思います。

そしてそれは、どこか悲しそうだったり、
うつむき加減だったり、何を考えているのか
分からなかったりする目の表情による
ところは大きいと思います。

みんな、「ポスト星野源」を探しているけど

『カルテット』は、大人気ドラマ
『逃げるは恥だが役に立つ』と
同じ枠でスタートしたこともあり、
星野源さんの次に注目すべきは
高橋一生さんではないかという形でも
話題になっているそうです。

そうと聞いて、ニュース記事を
検索してみたら、
「ポスト星野源」
「星野源に続いてブレイク」と
いうタイトルのニュースが確かに
たくさんありました。

私も以前にこの連載で、
量産型ドS男子に飽きてきて、
30代俳優に求められるキャラクターが
変化してきたと書きました。

そんな変化の中にいるのが、
星野源さんであり、高橋一生さんだと
思います。

二人は、同じ時代に話題のドラマに
出て注目されているという意味で
比較されることもあるかもしれませんが、
個性はまったく別だと思います。

それを最も感じさせるのが、
女性ファンたちの
「屈するか、屈しないか」の気持ちです。

星野さんに関しては、
「#星野源に屈しない女の会」と
いうハッシュタグが存在していることが
象徴的です。

星野さんが演じる役柄の
魅力にとどまらず、
星野さん本人の魅力にも十分
気付いていながら、
それを素直に受け入れない
(=屈しない)という気持ちになる
人がいるのです。

「屈しない」という複雑な気持ちに
させられる星野さんは興味深いです。

一方、高橋さんに関しては、
女性ファンの挙動は異なります。

高橋さんの魅力を前にしたら
「屈しない」とあらがうのではなく、
もう素直に受け入れてしまおうとする
女性が多いというところです。

高橋さんの魅力に抵抗せずに
ひれ伏す私たち

高橋さんには屈してしまう―その理由を
個人的に推測してみました。

星野さんは、ファンや視聴者が
抱く複雑な気持ちをきちんと
受け取ってしまうところがあり、
そんなことを文章にしたためたり、
しゃべる機会があったりするところが
関係しているのではないでしょうか。

ファンもアーティストも共に複雑な
自意識を持っていて、
それが共鳴してしまうから、
ファンが「屈しない」と言ってしまう
のではないかと。

そこは、星野さんが、直接お客さんを
目の前にライブをする職業もしている
ということも無関係ではないと思います。

ところが高橋さんは、モデルプレスの
インタビューで
「高橋さんの“可愛さ”にハマる女性が
今急増中です」と言われても、

「自分のやりたいようにやっているだけなので、
『可愛い』って言ってもらえると
『恐縮です』って感じです。
こうやって取材のときに言っていただくことは
あるんですけれど、ネットは見ないので、
反響とか分からないんです」と
答えています。

つまり、こちらが何をイメージしても、
それを受け止めさらりと流し、
自分は自分であるというところに
戻れる人なのだろうと思います。

そんな風に、こちらの思いに
距離を置いているからこそ、
見ているこちらは何のてらいもなく、
「高橋一生好きだ!」
「高橋一生にこんな役をやってほしい!」
と言えるのではないかと思うのです。

文/西森路代 イラスト/川崎タカオ

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン)
2/22(水) 7:00配信

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170222-62351746-woman-ent&p=1
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170222-62351746-woman-ent&p=2



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