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「ねほりんぱほりん」トークバラエティー 攻め過ぎ!? Eテレ…ネット民つかむ [Eテレ トークバラエティー「ねほりんぱほりん」]

「ねほりんぱほりん」トークバラエティー 
攻め過ぎ!?Eテレ…ネット民つかむ

ねほりんぱほりん.GIF

「攻め過ぎててヤバい」。

インターネット上でそう話題に
なっているNHK・Eテレの
番組がある。

昨年10月からレギュラー放送が
始まったトークバラエティー
「ねほりんぱほりん」
(水曜午後11時)だ。

重視しているのは視聴率アップより、
テレビを見ない「ネット民」らにも
関心を持ってもらうこと。

その魅力を根掘り葉掘り聞いた。
【庄司哲也】

◇人形劇で「訳あり」赤裸々トーク

登場するのは人形で、聞き手役の
「ねほりん」
(声はお笑い芸人の山里亮太さん)と
「ぱほりん」
(声は女優のYOUさん)と、
ゲストのブタ。

一見、NHK伝統とも言える
可愛い人形劇に見えるが、
ブタの声は匿名の一般人で、
「偽装キラキラ女子」
「二次元しか本気で愛せない女たち」
など、訳ありの人ばかり。

そして話の内容はあまりに過激だ。

例えば、昨年の放送では、
覚醒剤にはまりながら子どもを
育てた「元薬物中毒者の女性」が、
薬を断って社会復帰した今も
「やりたくないと言ったらうそになる」
と赤裸々なトークを繰り広げた。

また最近の放送では
「ナンパ塾」に通う男性が登場し、
その本音に迫ったりもした。

堅いイメージがあるNHKの
番組なのかと疑ってしまうほどだ。

攻めている理由について
同番組デスクの萩島昌平さんは
「Eテレは総合テレビと違って、
美術や福祉など特定のニーズに
応えるチャンネル。
どんな分野の人を出しても許される。
だからこそ、とがったテーマや
冒険ができる」と
説明する。

番組のコンセプトを考えたのは
ディレクターの藤江千紘さん。

「ネット上で話題になった
ブロガーらの過激な発言を
トーク番組でも流せないかと
考えたのが出発点。

でも、出演者の顔を出すと発言が
丸くなり面白くない。

ならば顔出しできない人を人形に
置き換えて出しちゃえと考えた」。

この方法によって、
ストレートすぎる発言が、
ほのぼのとした人形で緩和され、
視聴者を不快にさせない
効果が生まれた。

「ねほりん」担当の山里さんは
「モグラになっているので、
自分じゃないという気持ちが
働いてゲストの話に突っ込んで
質問できる。
Eテレは攻めの番組を作っている
と周りから言われるが、
その先頭を走らせていただいている」
と語る。

視聴率は1%未満だが、
「ネット民に刺さる番組」を
戦略に掲げる。

電車の移動中でも無料視聴できる
ように、5分間の短縮版を
動画配信サイト
「ユーチューブ」にアップ。

スマートフォンによる視聴を
想定して大きな文字で
テロップを入れた。

これがネットで話題になり、
有料配信サービスの
NHKオンデマンドには
「スマホから20代女性が
大量に入ってきたことがある。
今までにない動き」
(藤江さん)が出ている。

人形は表情の豊かさと
演出が評価され、
2016年度の
グッドデザイン賞を受賞。

優れた番組に贈られる
昨年10月のギャラクシー賞
月間賞にも選ばれた。

「ねほりんぱほりん」だけが
攻めているわけではない。

Eテレでは昨年8月、
障害者が出演する
バラエティー番組「バリバラ」で、
障害者を感動の対象にすることを
「感動ポルノ」と呼び、
疑問を投げ掛けた。

同じ時間帯には、日本テレビ系の
チャリティー番組「24時間テレビ」
が放送されていただけに、
真正面からの批判が話題になった。

阪南大国際コミュニケーション学部
の大野茂教授(メディア表現論)は
「民放ならばスポンサーの意向を
気にしなければならないが、
『ねほりん』は制約がないから
こそできるEテレらしい番組。

ゲストの話を無理にまとめようと
したりせず、視聴者に委ねる姿勢も
評価でき、断定を嫌いがちな
若い視聴者やネット民にも
受け入れられているように見える」と
話している。

毎日新聞 1/28(土) 10:58配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170128-00000019-mai-soci


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