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「Paix2(ぺぺ)」のMegumiとManami 「刑務所のアイドル」の16年後 [ 「Paix2(ぺぺ)」刑務所のアイドルの16年]

「Paix2(ぺぺ)」のMegumiとManami
「刑務所のアイドル」の16年後

「Paix2(ぺぺ)」.GIF
刑務所のアイドル「Paix2(ぺぺ)」のManami(左)とMegumi

「刑務所のアイドル」
「塀の中の歌姫」の異名を
持つ女性デュオの
“刑務所内コンサート”が
16年間で400回に到達した。

法務省によると、この数字は
芸能界でダントツ。

活動初期から2人を知る者
としては頭が下がる思いだ。

刑務所や少年院内での
「Prisonコンサート」を
こだわりを持って続けてきたのは
「Paix2(ぺぺ)」の
Megumi(41)と
Manami(38)だ。

インディーズ時代、2人の
出身地・鳥取で一日警察署長を
務めたときに勧められ、
2000年から
「Prisonコンサート」を
スタート。

01年にメジャーデビューすると
様々なメディアに取り上げられる
ようになった。

杉良太郎や八代亜紀など、
演歌界で慰問活動を長年続けている
歌手は聞いたことはあったが、
当時20代のうら若きデュオが
刑務所内コンサートを開くなど
想像できなかった。

当時「灰色の作業服からのぞく
入れ墨にはもう慣れましたけど、
時々、ドキッとする鋭い視線がある」
とも話していた。

取材して初めて知ったが、
この活動はまったく収入にならない。

交通費にも満たない額で、
当初から赤字だとマネジャー氏から
聞いていた。

ボランティア活動だったのだ。

“塀の外”でのコンサート
活動などの収入を充ててまで
全国のプリズンを目指す。

ほとんどの移動はマネジャー氏と
3人での専用ワゴン車だ。

岡山~青森間1500キロなど
信じられない移動をこなしてきた。

沖縄以外は鹿児島~北海道・網走まで
すべて車で移動してきた。

「飛行機、電車などを除いて、
車の走行距離は16年間で
120万キロ。

地球30周分。

車は4台目になりました」と
マネジャー氏。

それでも続けてこられたのは
純粋に2人の気持ちからだった。

「刑務所・少年院で人生の地獄を
味わう受刑者を目の前にすると
自分たちには自由もあるし、
社会にいる幸せを日々感じる」
(Megumi)

「出所した元受刑者が“塀の外”
での私たちのコンサートに来て、
思いを話してくれる。

『刑務所で2人の歌と話を聞いて
“このままじゃいけない”と
反省し、家族、元の人生を
取り戻そうと思った』と。

私たちがやってることは
無駄じゃないと思った」
(Manami)

デビュー前、看護師だった
Megumiは刑務所内で
病院勤務時代の死を語ってきた。

「大勢の家族にみとられる人、
一人で亡くなる人がいる。
人は生きてきたように死んでいく。
生きざまが死にざまなんです」

刑務所内公演には
「(暴力団の)組名を出さない。
犯罪をたたえない。客席に下りない」
などの禁止事項があるが、
独特のトークでは
「社会復帰の決意のスイッチを
どう入れてあげられるか」を
日々考えている。

「塀の外には彼らの被害者がいる。
説教するのではなく、
心から罪を自覚して社会に
帰ってもらうよう、
私たちは外の声を届けようと
思ってきた」
(Megumi)という。

2人の活動は全国の刑務所はもちろん、
法務省でも認められ、2014年には
法務省から保護司に任命、
翌年には矯正支援官にも任命された。

16年には法務大臣から
400回コンサートの功績に対し
3度目となった
「感謝状」も授与された。

2人とも独身。

マネジャー氏は
「保護司と矯正支援官という役目を
与えられている以上、生半可では
やめられない。
結婚は活動に理解ある方との
出会いがあれば、ないこともないで
しょうけど…」と
話している。

東スポWeb 1/26(木) 22:29配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170126-00000066-tospoweb-ent
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