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橋本マナミ「グラビア大嫌いだった」、あとがなかった27歳のときの決意 [橋本マナミ あとがなかった27歳のときの決意]

橋本マナミ「グラビア大嫌いだった」、
あとがなかった27歳のときの決意

橋本マナミ2.GIF

「愛人にしたいNO.1タレント」などの
呼び名がある橋本マナミが
映画
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』で
自身初となる“愛人役”を演じて
話題になっている。

20代後半という年齢ながら
グラビアで注目を集めると、
その後はバラエティー番組
だけではなく、
大河ドラマ『真田丸』や
連続テレビ小説『まれ』など
女優としても活躍するなど
大ブレイクを果たしたが、
ここまでの道のりは非常に
険しいものだったという。

全日本美少女コンテスト」の
演技部門受賞で芸能界デビュー
 
橋本の芸能界デビューは、
オスカープロモーションが
主催する
「第7回全日本美少女コンテスト」で
演技部門賞を受賞したことが
きっかけだ。

この年には審査員特別賞を受賞した
上戸彩もいたが、13歳で受賞した
橋本にとって“演じる”という
仕事は小さいころから目標と
するものだった。

演技部門賞をいただけて、
お芝居のレッスンを受けたり、
ちょっとした役でドラマなどにも
出演させていただいたりしたのですが、
思うように成果も出せずに、
悩むことが多かったんです」と
当時を振り返る。

そんな中、22歳の時に『シオンの桜』と
いう舞台で主演を務めることになる。

橋本の役柄は、戦争に行く
夫を見送る妻の役。

「稽古では涙を流さなくてはいけない
ところで泣けなかったりと、
反省の日々でしたが、
本番になったら自分でも
感じたことがないぐらいの感情が
沸き上がってきて、お芝居の魅力に
とりつかれたんです。
そこからワークショップに行って
お芝居の勉強を頑張ったんです」

仕事がない中、事務所を退社

橋本マナミ3.GIF

しかし、橋本の思いと裏腹に、
芝居の仕事は思ったように
広がっていかなかった。

「今でこそお仕事をたくさん
いただけていますが、
4年ぐらい前までは、
すごく暇な時間が多くて……。
お芝居の仕事がしたくて、
どうしたらいいのか考えても
全然ダメでしたね」と赤裸々に語る。

そこで橋本はさらに思いを強くした。

「とにかくお芝居のためになることは
すべてやろうと思って、
小劇場から大きな劇場まで、
たくさん舞台を見に行きました。
ボケっとしていたら前に進まないので、
自分を高めることを1日必ず
5つ以上しようと決めて、挑戦しました。
感受性を高めるために本を読んだり
映画を見たり、ジムに行って
体を鍛えたり、人とたくさん
話したり……」

こうした行動にも、
成功するという根拠はなかった。
あるのは芝居への熱意だけ。

それでも
「私の周りにはすごく可愛いし、
スタイルもよく、お芝居も
うまい女の子が多かったので、
周囲からも
『もっとこうしなきゃダメだよ』って
言われていましたね」と
不安と焦りの日々だったという。

一方で
「大器晩成だから、
今は花開かなくても、
いつかそういう日が来るから」と
声を掛けてくれる人もいた。

「そういう人を一人でも二人でも
増やしていこう」と
自分に言い聞かせていることが
前を向く原動力だったという。

自分を信じて進む日々。

しかし風向きは全く変わらなかった。

「全然思うようにはいきませんでした」
と苦笑いを浮かべると、
そこで最後の一計を案じたという。

「私がやっていたことを受け入れて
もらえなくて、もがいていたんですね。
そこでこれまでの自分を一度全部捨てて、
一から始めようと思ったんです」と
所属していた事務所を辞めるという
方法に出た。

グラビアの仕事は大嫌いだった
 
橋本マナミ4.GIF

「20代も後半に差し掛かって
いましたので、ほかの芸能事務所を
受けに行っても
『これから何をするんですか?』
ってほとんど門前払いでした。

そんな中、今の事務所(アービング)に
入ることができたとき、
デビューしたときにやっていた
グラビアをもう一度やってみようと
いう話になったんです」

ここで橋本は意外な事実を打ち明ける。

「実は10代のころは、グラビアって
大嫌いだったんです。
それって自分を良く見せようとか
背伸びした気持ちがあって
無理していたからだと思うんです。
でも20代後半になって
ありのまま、裸一貫で挑戦しようと
いう気持ちで臨んだら楽しく思えて
今はこの仕事も大好きになったんです。

そういう気持ちが見ている人にも
伝わったのか、大きな反響があって、
そこから色々なお仕事が
広がっていきました」

大河ドラマへの熱い思い

雑誌等で妖艶な雰囲気を醸し出す
橋本のグラビアは注目を集め、
また独特の物言いも相まって
バラエティー番組などで
露出が増えていく。

さらに映画やドラマへの出演も果たし、
前述の大河ドラマ『真田丸』でも
細川忠興の夫人ガラシャ役として
評価を得る。

「大河は19歳のときに
『武蔵 MUSASHI』に千姫役で
出演させていただいていたのですが、
セリフもなく、登場シーンも
少なかったんです。
でもすごく刺激を受けた現場で、
いつかまた戻ってきたいと思って、
日本舞踊を習ったり、
着物の着付けも自分でできるように
習ったりしていました」と、
不遇の時代に自らを高めるために
やっていたことがいま
報われていると胸を張る。

本作では、橋爪功演じる
インチキ映画プロデューサーの
愛人役として、しっかりと
スクリーンに爪痕を残している橋本。

「愛人キャラ」としてブレイクした
彼女が、初めて愛人役を演じる
というのは、何ともいえず
興味深いが“お芝居”にこだわって
きた橋本の愛人役をぜひ
堪能してもらいたい。

(取材・文:磯部正和 写真:山本宏樹/deltaphoto)
(ヘアメイク:mahiro(エムズアップ))
(スタイリスト:吉永希)
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■橋本マナミ(はしもと・まなみ)

1984年8月8日生まれ。山形県出身。
最新作映画
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』
では、橋爪功演じる
映画プロデューサー・小清水の
愛人として、佐々木蔵之介演じる
やくざの桑原から追い込みを
かけられる女性を演じる。

橋本は橋爪と佐々木との共演に
「最初はお二人とも目も合わせて
くれずに怖い人かと思って
いましたが、しゃべるととても
チャーミングで、楽しい現場でした」
と撮影を振り返ると
「関西弁の演技で足を引っ張っては
いけないので、すごく練習しました。
そこを見てほしいです」と
見どころをアピールした。

THE PAGE 1/19(木) 17:39配信



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170118-00000001-wordleafv-movi&p=1
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