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ロザン宇治原史規さん センター試験で失神も、立て直し京大へ  [ロザン宇治原史規さん センター試験で失神…]

ロザン宇治原史規さん
センター試験で失神も、立て直し京大へ 

ロザン宇治原さん.GIF

大学受験シーズンが迫ってきました。

お笑い芸人ロザンの
宇治原史規さん(40)は
センター試験中に失神しましたが、
冷静に立ち直って、
京都大学に現役合格。

「高学歴芸人」としてクイズ番組などに
出演する宇治原さん、計画的に進めた
受験勉強を振り返り
「自分で考える力がついた」と
話しています。

■京大志望は相方の一言、芸人になるため

相方(菅広文さん)は高校の
同級生なんです。

高校3年生の春に仕事や大学も含めて
将来のことを2人で話していました。

会社員や銀行員、弁護士などの
選択肢の中に芸人があった。

相方と2人でしゃべるのが楽しくて、
こうやってしゃべるのが仕事に
なったらいいなと。

仕事が楽しかったら、人生は楽しいはず。

それで一番やりたいのが漫才になりました。

でも、具体的にどうやっていくかは
考えていなかった。

ネタも全くやったことなかった。

その時、相方に「京大に行ったら」と
言われて。もし将来芸人になって、
京大出身だったら、いじられる。
「じゃあ行くわ」って返したのが、
京大を目指したきっかけです。

■合格者より「+1時間勉強」

しかし、受けた京大の模試はE判定。

合格不可能と出ました。

まずは戦い方を知ろうと、
京大の過去問を読み始めました。

肌でレベルを感じると、
全然解かれへんやんと。

でも頑張って勉強したら、
「解けないことはないな」とも
思いました。

自信過剰なんですけど。

ただ、勉強を積み重ねないと無理だなと。

最終的に、試験がある翌年の2月に
解けたらいいと割り切りました。

何月までに基礎問題を終わらせて、
何月までに応用問題をやって、
何月までに過去問をやって、
という大きな目標を立てました。

京大合格者の話を聞くと、
だいたい毎日10時間勉強して
いたので、11時間やれば受かるやろと。

その上で時間割を決めました。

大きいスケジュールから
小さいスケジュールにしていきました。

模試がE判定だったので、
予備校は、行ってもついていけない、
逆に変な勉強をしてしまうのが
怖いなと思ったんです。

それよりは、基礎を重ねた方が
いいなと独学中心で勉強していました。

センター対策は、確実に解ける
問題を増やした方がいい。

特に、直前期。センター試験は
基本問題がどれだけ身についたかを
問うています。

「ここは大丈夫や」っていう問題でも、
何回もやったほうがいい。

完璧に身についていないと、
問題をちょっと変えられると、
分からなくなるということが
起こってしまうから。

■センター試験、数学の試験中に失神

それで臨んだセンター試験。

うちの高校がたまたま試験会場
だったんです。

京大の合格者から調べると、
800点中720点の9割が最低ライン。

自分の作戦では750点が目標でした。

満点を取れない教科もあるので、
数学は満点を取る計算。
過去問で満点取れるところまで
勉強していたので。

けれど、数学のテストを受けていると、
最後の大問で答えが出てこなく
なってしまった。

大問の問題はつながっているので、
最初に計算を間違えてしまうと、
全部間違ってしまうんです。

だから答えられない。

緊張していたのか、
何回やっても計算が合わない。

いよいよ時間がなくなってくると、
指先の感覚がなくなり、
だんだん視界が真っ白に。

そのまま、机に突っ伏して、
保健室に運ばれました。

数学は、30点分まるまる白紙。

一緒に受けていた相方は「大丈夫やで」と
保健室にきて励ましてくれました。

■運ばれた保健室、冷静に開き直る

次の科目が始まるまで保健室で寝ながら、
失神したことを考えていました。

「30点分くらいやから、
これをまるまる落としても、
他の教科が計算通りだったら720点、
問題ないやろ」って。

開き直って、落ち着いたんです。
ここから他の科目で盛り返して、
結果は800点中719点でした。

数学は白紙じゃなかった
170点分は全部正解。

相方よりだいぶ点数は上でした。

体調は問題なかったけど、
問題が解けなくなった時は
完全に焦って我を失っていた。

でも、この経験が次に役立ちました。

京大の2次試験でも、解けるはずの
問題に詰まってしまったんです。

その時にセンター試験のことを思い出し、
「いったん落ち着こう」って。

それで乗り切れました。

センター試験で失神していなかったら、
もしかしたら2次試験では慌てて、
失神していたかもわからない。

2次試験で失神してたら、
京大は落ちていますよね。

■受験で培った「自分で考える力」

うちの高校は、「受験勉強、受験勉強」と
いう高校ではなかった。

高校3年春までは部活動もしていて、
受験勉強はしていなかった。

どうやって合格するかを真剣に考えないと
全然受からない状態だった。

もしも受験指導に熱心な進学校に
通っていたら、そこまで自分で
考えなかったかもしれない。

自分で真剣に考えた結果、
「点数はこれぐらいとらなあかん」とか、
「先に過去問を解いた方がいい」とか、
「一日どれぐらい勉強を進めた方がいい」
といったことを自分で導き出した。

勉強自体は好きだったから、
そういうことを考えるのも好きだった。

今、「高学歴芸人」として活動が
できているのも、そのおかげかも
しれません。

■難しい問題より、基本問題を大切に

よく受験生のみなさんに、この時期、
一番大事なことはなんですかと聞かれます。

僕が思う一番大事なことは健康です。
これは体の健康と心の健康と二つあって。
まずは体の健康。

この時期一番大事なのは、うがいと手洗い。

絶対に体調を崩さないということ。

ただ、体調が万全でもセンター試験では
僕みたいに、点数を落としてしまうことが
あります。

だから、無理に点数を取りにいかなくても
いいので、ディフェンシブな対策を
したほうがいい。

難しい問題が取れなくても構わない。
基本問題を絶対落とさないという
心構えでいいと思います。
次に心の健康です。
自分を追い詰めすぎないということが
大事なので。

勉強を頑張っているその合間、
吉本の劇場に見に来たり、
テレビとかラジオで楽しんだりしながら、
受験勉強を頑張っていただきたい。

(聞き手・阿部健祐)

朝日新聞社

朝日新聞デジタル?12/15(木) 9:29配信


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161215-00000022-asahi-soci
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