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手塚治虫「秘蔵」のエロス 仕事場に眠る遺稿を初公開 [手塚治虫「秘蔵」のエロス 遺稿を初公開]

手塚治虫「秘蔵」のエロス 
仕事場に眠る遺稿を初公開

手塚治虫「秘蔵」のエロス1.GIF

1989年に60歳で亡くなった
マンガ家・手塚治虫が仕事場に
「秘蔵」していたイラスト29点が、
7日発売の「新潮」(新潮社)
12月号で「手塚治虫のエロティカ」と
題して初公開される。
2年前、長女るみ子さんが
「開かず」状態の机の引き出しと
ロッカーから約25年ぶりに
見つけた遺稿約200点のうち、
手塚作品の重要な要素の一つ
「エロス」をテーマに選んだ。

手塚治虫「秘蔵」のエロス.GIF

初公開されるのは、
グラマラスなネズミが体を
くねらす絵や、裸の女性が
コイや白馬に変身する絵など。
「動物や昆虫までが色っぽく
命の変容する様がエロスを
放つのが父の作品の特徴。
それを描くのを楽しんでいたことが
伝わる。
エロスは手塚マンガの“毒”でもあり
魅力でもある」
るみ子さんは話す。

絵柄から60~70年代のものと
推定され、淡く彩色までされているが、
何のために描いたかは不明。

「新潮」では、巻頭カラーグラビアで
25点、特集記事の中にモノクロで
4点を載せる。

手塚プロダクションによると、
今回公表した遺稿の出版予定は
ないという。

(小原篤)

朝日新聞社

朝日新聞デジタル 11/7(月) 8:17配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161107-00000015-asahi-soci
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