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矢口真里に復活の兆し…好感度は地に落ちても人を引きつける愚直さ [矢口真里]

矢口真里に復活の兆し…
好感度は地に落ちても人を引きつける愚直さ

矢口真里1.GIF
芸能人の不倫騒動が相次ぐ2016年だが、
やはりいまだに「不倫の代表選手」として
扱われているのが矢口真里(33)だ。

13年に起こした
“クローゼット鉢合わせ不倫”で
1年以上にわたり休業。
14年10月の復帰後も風当たりは強い。
それは今年に入っても同じ。

不倫をネタにしたような切り口だった
日清「カップヌードル」のCMには
非難が殺到し、放送自粛を余儀なくされた。

ところが先日、事務所関係者の言葉に
驚かされた。

「復帰直後は開店休業状態だったんですが、
仕事は全盛期の7割くらいに回復して
きているんですよ」
という。

いまだ何かすればネット上では叩かれ、
世間に不倫が許されているとは言い難い中、
なぜ矢口は復活の兆しを見せているのか。

そんな疑問を抱えながら取材した、
今月21日のイベント。

「モーニング娘。」で一世を風靡(ふうび)
した元アイドルが泥のプールにつかっていた。

事務所の現場担当者が
「ヨゴレが汚れ仕事ですよ」
とやや自虐的に笑っていたのとは対照的に、
自ら泥を鼻に塗りつけ大はしゃぎ。

「キモチイイ~!」
となまめかしい声で連呼し、
完全に“ネタ要員”の扱いだった。

関係者は仕事増の要因に、
まずこうした選り好みしない姿勢を挙げ
「もはや矢口は芸人枠です。
芸人にもできないようなオファーが
実際に来たりするが、だいたい受けている」
と証言する。

さらに、もうひとつ思わぬ要因があるという。

ゲームやパチンコなど、遊興に関する
業界からのオファーが増えたこと。

事務所側もまったく想定していなかった
新境地の掘り起こしだ。

関係者は
「理由はよくわからないですが、
すごく増えている。
昔から、ゲーム好きとは言っていたけど…。
快楽をどん欲に求めた生き様が、
業界にマッチしているんでしょうか?」
と冗談を交えつつ、
「捨てる神あれば拾う神もありですね」と、
嬉しい誤算に首をかしげる。

それでも、好感度はいまだ地に落ちている
状態だ。

タレントとして矢口を“拾う神”は、
どこに魅力を感じているのか。

その答えに直結しているかは分からないが、
21日の取材で、とことんすが
すがしい表情が印象に残った。

復帰直後は空元気の一方で、
表情を曇らせることもあったが、
ここにきて過去と完全に決別する
覚悟を固めたように映った。

思い起こせば、矢口最大の強みは、
逆境に置かれるほど新しい力を
身につけて飛躍するところ。

「モー娘。」
で人気下位に低迷しても、
男性問題でグループを
離れアイドル生命の
危機を迎えたときも、臨機応変に
姿を変えて生き残ってきた。

不倫のダメージはこの先も完全に
払拭されることはないだろう。

ただ、パンストをかぶったり
バンジージャンプをするのが
当たり前になっても、
恥や外聞をかなぐり捨ててでも
「芸能人」であろうともがき、
居場所を得ているように見える。

愚直さは人を引きつけるもの。

逆風吹きすさぶ中、
今度はどんな道を歩むのか。
(記者コラム)

スポニチアネックス 7月31日(日)11時59分配信


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00000098-spnannex-ent

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