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中川家、仲が良すぎる若手に苦言「昔は笑いに真剣。“戦場”で競い合っていた」 [中川家、仲が良すぎる若手に苦言]

中川家、仲が良すぎる若手に苦言
「昔は笑いに真剣。“戦場”で競い合っていた」

中川家.GIF

お笑いの未来を思うがゆえ、若手への厳しさ
でも知られるベテランお笑いコンビ・中川家が、
最近の若手芸人の姿勢について口を開いた。

お笑い以外の自身の仕事
(『それいけ!アンパンマン 
おもちゃの星のナンダとルンダ』声優挑戦)も
しっかりとアピールしながら、
再燃の兆しある“お笑いブーム”の
現状について語る。

◆キャラクターのよさと絶対的な物語の
流れが人気の秘訣

――『それいけ!アンパンマン おもちゃの
星のナンダとルンダ』に声優として
参加されますが、実際にアフレコに
挑戦していかがでしたか?

【礼二】僕のセリフはいろいろな感情を
「ナンダ」というひと一言で表す役
だったので、かなり難しかったですね。

普通にセリフをいただけた方が楽だったかも(笑)。

【剛】僕は10分弱で収録が終わりました(笑)。
ヌラという海の主の役で、軽々しい声では
いけないなと思ったので、何パターンか
やらせていただきました。
仕上がりがどうなっているか全然わからないので、
完成するのがいまから楽しみです。

――脚本を読んだ印象を教えてください。

【礼二】いつも、『アンパンマン』のストーリー
はすごくシンプルでいいなと思うんですよね。
ばいきんまんという悪がいて、アンパンマンは
やられてやられて、最後にやり返すという
絶対的な物語の流れが人気の秘訣だと思います。

ここまで勧善懲悪な作品は日本に
すごく少ないと思うんです。

【剛】キャラクターがすごくいいですよね。
僕が大好きなのはカバお。
カバおは脇役なのに、ちょっとしたミスを
起こして、それがいつも大事に
なっちゃうんです。それを見るたび、
「あぁ~、またカバおがやってるよ……」
って思ってしまう(笑)。

すごく愛すべき存在ですね。

そのほかにも、カッコいいしょくぱんまんや、
ちょっと口が悪いカレーパンマンも
好きですし、ドキンちゃんを唯一困らせる
コキンちゃんも好きです。

ドキンちゃんの困り顔はなかなか見る
ことができないので貴重ですよ!

――今回、声優をすることをお子さん
には伝えましたか?

【礼二】はい。すごく喜んでくれたんですけど、
セリフが「ナンダ」だけだって言ったら
笑われました(笑)。

◆じっくりとネタを見せられる番組が
あるといいですね

――本業のお笑いでもご活躍中ですが、
お笑いブーム再燃とも言われている
現状をどう見ていますか?

【礼二】そういう勢いは感じますね。
深夜番組に芸人が多く出ているのはここの
ところずっとですけど、情報番組とかでも
増えていますかね。

普通のネタ番組ももっと増えたらいいな
とは思います。

いまはテレビでネタを見せられたとしても、
もらえる時間がとても少ないんです。

2~3分くらいではなかなか本当の魅力を
伝えられないので、じっくりとネタを
見せられる番組があるといいんですけどね。

【剛】いまはネットでも見ることが
できますからね。

でも、だからこそ、劇場が楽しいと
思うんです。

テレビと違って、お客さんとのやりとりや、
漫才やコントのなかではハプニングや
アドリブもあったり、生で起きている
ことをたっぷり楽しめます。

劇場のステージならではのお笑いの
おもしろさというのがあって、
一度見に来てもらえたらその魅力は
伝わると思います。

絶対に笑わせる自信もあるので!

――いまの若手芸人たちに思うことは
ありますか?

【剛 ちょっと仲良すぎかなと思うことは
ありますね。

僕個人としてはですが、ああいう感じは
あまり見せない方がいいと思うんですよ。

昔はもっとギスギスしていたというか、
ピリピリした緊張感がすごくあって
競い合っていました。

【礼二】せやな。その空気感がステージでの
いいものにつながっていた感じはありますね。

バラエティのひな壇でもわちゃわちゃトークで
盛り上がるだけではなくて、誰かに何かを
言うときはちゃんとオチをつけたり、
しっかり振り方を考えてから前に出ないとって
いうのはありますね。

【剛】僕らの時代は、収録後の打ち上げに、
その日うまくいかなかったコンビは悔しくて
来なかったんですよ。

【礼二】それが当たり前でしたね。

出席してた芸人たちも
「そりゃそうやろ」って思ってました。

みんながいる場所に来るのは悔しいし
恥ずかしいし嫌だろうって。

【剛】そのころは勝敗がついたり、
順位がつく番組が多かったというのもあると
思うんですけどね。

ただ、いまの若手芸人はコンテストのあと
「優勝おめでとう!」ってみんなで
ご飯を食べに行ったりするんです。

それは僕らからするといまでも信じられ
ないんですよね。

当時は、次に出るコンビのネタを聞いて、
わざとかぶるようなネタをぶつけたりして
いましたから(笑)。番組ごとにまさに
戦場に向かうような気持ちでした。

【礼二】生活もかかっていましたからね。
それだけ笑いに真剣だったんです。

◆とんがった若手がどんどん出てきてほしい

――おふたりも出演されている
『さんまのお笑い向上委員会』
(フジテレビ系)は、ベテランも若手も
芸をぶつけあう“戦場”のように感じます。
いまでは少なくなった“真剣”な
お笑い番組なのかなと思うのですが。

【礼二】そういう部分はありますね。

僕らは何十年もさんまさんと一緒にやらせて
いただいているので、すごく緊張したり、
大変だと感じることはそこまでないんですが、
急に入ってきた芸人たちは怖いでしょうね(笑)。

ネタをきっちりやりたい芸人はしんどいと
思います。

僕らはその場の流れでやるのが好きなので、
向いているのかもしれません(笑)。

すごく楽しませてもらっています。

【剛】あの番組はすごく貴重ですよね。
あれだけのベテラン勢がひな壇にならんで、
いつどこからどんな振りが飛んでくるか
まったくわかりませんから。

若手は緊張しっぱなしになるでしょうね。

怖い場所だと思っているんじゃないですか(笑)。

ああいった番組が増えたらいいなと思います。

――とんがった若手が入ったりすると、
また盛り上がりますよね。

【剛】そうですね。いまはなかなかそういう
コンビを見かけませんけど、どんどん
出てきてほしいです。

――礼二さんは『M-1グランプリ』の
審査員もされていて、若手を見る目は
きびしそうですね。

【礼二 審査員のお話がきたときは、
正直驚きましたし、だいぶ戸惑いました。

ひとを審査するのは難しいですしね。

そして、僕らも審査されるのは嫌で
したから(笑)。
(文:吉田可奈)

オリコン 7月2日(土)8時40分配信


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160701-00000373-oric-ent
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