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新潟開催AKB総選挙 3万人AKBファンを「食のとりこ」にしてしまう作戦も 6月18日 [新潟開催AKB総選挙 6月18日]

新潟開催AKB総選挙 
3万人AKBファンを「食のとりこ」にしてしまう作戦も…
新潟開催AKB総選挙.GIF


アイドルグループAKB48の一大イベント
「選抜総選挙」が6月18日に開かれる新潟市が、
てんやわんやの大騒ぎになっている。

県内や全国から3万人が押し寄せるとみられ、
地元のバス会社はピストン輸送態勢を取り、
上越新幹線も増発。

「宿泊難民」の調査に県が乗り出す一方、
市は自慢の「食の魅力」で県外の若者を
とりこにしようと戦略を練る。

新潟を拠点にするNGT48のメンバーを
総選挙で上位に押し上げようとする地元ファンと、
AKBや他の姉妹グループのファンとの
バトルも水面下で激しくなっているようだ。

次のシングル曲を歌うメンバー16人を
選ぶ選抜総選挙の地方開催は、昨年の福岡市に
次いで2回目。

約3万人を収容できる野球場の
ハードオフエコスタジアム新潟(同市中央区)
での開催が3月21日に発表されると、
ファンはすぐに動いた。

市中心部のホテル日航新潟は、結婚式や学会で
空きが少なかったこともあり
「またたく間にほぼ満室になった」(担当者)。

余波は周辺都市のホテルにも広がった。

JR新潟駅から新幹線で約20分の
長岡駅(長岡市)に近い
ホテルニューオータニ長岡は
「発表後2、3日でほぼ埋まった」
(担当者)。

新潟市から車で40分程度の見附市にある
イングリッシュガーデンホテルレアントも、
急きょ用意した「送迎付き宿泊プラン」が
開催発表の翌日に売り切れたという。

市内のホテルは既に開票当日の宿泊予約が難しい。

福岡での開催時に宿泊難民が生じた教訓を踏まえ、
県も実態の把握に動き出した。

「近くの温泉地なども含めれば基本的に
宿泊者を収容できるはず」(泉田裕彦知事)と
いうものの、大半のファンは素泊まりの施設を
探しており、夜の街に人があふれる懸念は残る。

JR東日本も対応に動いた。

東京発新潟行きの上越新幹線を当日の
午前中に3本増発。

午後9時ごろとみられるイベントの終了
をにらみ、同10時10分の新潟発東京行きと、
同11時発の越後湯沢行きを臨時運行し、
翌日早朝の東京行きも増発する。

在来線でも午後11時台に新潟発上野行きの
快速夜行列車を臨時運行する。

空路で新潟を行き来する人も少なくない。

日本航空の新潟-伊丹(大阪)、
千歳(北海道)線は6月18、19日の
搭乗率が前年同期比で10%以上も高く
「総選挙の影響もある」(同社)。

大勢のファンをいかに混乱なく移動させるか。

新潟交通は、JR新潟駅と会場の間を直行する
臨時バスを
「ダイヤは決めずピストン輸送で運行する」
(担当者)といい、一度に110人超を
運べる新バスシステム(BRT)の
連節バスも投入する。

東日本高速道路は、
高速道への影響がないか分析に乗り出した。 

肝心の総選挙は、AKB各グループの
モバイルサイトなどの会員やシングルCDの
購入者に加え、開票会場で当日の昼に行われる
グループコンサートの来場者にも
投票権が与えられる。

そうなると必然的に有利になりそうなのが、
新潟を拠点とするNGT48のメンバー。

遠方のファンは交通費や宿泊費に開票イベント、
さらにコンサートの費用を負担するとなると
相当の出費になる。

投票権を得るにあたって、
新潟県人を中心とするNGT48の
ファンのほうが資金的余裕があるといえるからだ。

もっとも、CDをたくさん買えば不利な分を
補えるという対抗策がネット上に
書き込まれるなど、各グループを支える
ファンの争いも5月31日の投票開始に
向けてヒートアップしているようだ。

新潟市が会場に決まったのは、
1月に専用劇場が市内にオープンした
姉妹グループ、NGT48の存在が大きい。

同市の篠田昭市長がAKB48の
運営会社幹部に働き掛けてもいた。

新潟の魅力をファンに売り込もうと、
市は関係部局の検討会議を4月中旬
に立ち上げた。

篠田市長は
「良い印象を持ってもらうため全力を挙げる」
と宣言し、新潟商工会議所も福田勝之会頭が
「PRする絶好のチャンスだ」と支援する。

4月末に先進7カ国(G7)農相会合を
警備する任務を無事終えたばかりの
新潟県警は、相次ぐ大イベントに神経を使う。

雑踏警備を担当する地域課が前回開催地の
福岡県警から情報を既に収集済みで
「事故のないように対応する」(同課)。

交通面でも「周辺の渋滞対策が欠かせない」
(交通企画課)と対応を急ぐ。

G7会合のように警護すべき要人
はいないものの、2年前にはAKBの
「握手会」でメンバーが切り付けられる
傷害事件も起きており、不測の事態が
起きないように万全の対応を取る構えだ。

産経新聞 5月14日(土)14時30分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160514-00000524-san-ent


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